ナスタラン・ラザヴィ・ホラーサーニ[イラン/オランダ]
「Songs for no one – 誰のためでもない歌」

Nastaran Razawi Khorasani [Iran / the Netherlands]

"Songs for no one"

  • 演劇公演
© Julian Maiwald
イランに生きる子どもたちとの秘密の通話から、未来を照らす歌が立ち上がる。

ロッテルダムを拠点に活動するアーティスト、ナスタラン・ラザヴィ・ホラーサーニ。オランダのマーストリヒト演劇アカデミーを卒業後、アムステルダム国際劇場などで作品を発表。オランダ演劇祭2014では、Gouden Krekel賞最優秀演技賞を受賞、2020年にはオランダ・ダンス・フェスティバルのヤング・オーディエンス賞にノミネートされるなど活躍が目覚ましい。
幼少期に難民としてイランからオランダに移住したホラーサーニ。今回初来日公演となる『Songs for no one – 誰のためでもない歌』は、祖国イランに暮らす子どもたちとの通話から生み出されたパフォーマンスだ。受話器の向こうの不可視の子どもたちは、ペルシア語での問いかけに、好きなゲームや音楽、学校生活や家族など、他愛もない日常を語り出す。独裁政権下で制限された自由の中でも、想像力を広げ未来を語る子どもたちに向けて、アーティストは自ら詩を書き、作曲した歌とパフォーマンスで応答する。それは人々の想像力と自由を鼓舞する、未来へのエンパワーメントともなり得るだろう。

プロフィール

ナスタラン・ラザヴィ・ホラーサーニ
マーストリヒト演劇アカデミー卒業。2014年、最も印象的なステージパフォーマンスに贈られるGouden Krekel賞を受賞。2020年にはthe Nederlandse Dansdagenにて若い観客のためのダンス賞にノミネートされた。『Songs for no one – 誰のためでもない歌』は、BNG Bank Theater awardを2度受賞(2020年と2021年)し、Flemish Theater Festival及び、フランクフルト-オッフェンバッハの2都市で開催されたテアター・デア・ヴェルト2023に選出された。2023年にはGieskes-Strijbis Podium Prizeにノミネートされた。

©Julian Maiwald

日時

3月2日(土)14:30 *ポストトークあり
3月3日(日)14:30 *フォーラムあり(要予約)

上演時間

約60分

会場

ゲーテ・インスティトゥート東京
〒107-0052 港区赤坂7-5-56

チケット

一般|3,500円
*全席自由席

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上演言語

ペルシア語(英語・日本語字幕付き)

クレジット

構成・演出・出演|ナスタラン・ラザヴィ・ホラサーニ
音楽|ジミ・ズット、ナスタラン・ラザヴィ・ホラサーニ
ドラマトゥルギー|トビアス・コケルマンス
舞台美術・映像|ペーター・ファン・ティル(BrotherTill)
指導|スザン・ボーハールト
衣装コンサルタント|レベッカ・ヴェルマン
技術|アンドレ・ゴース(Denzo Theater Techniek)、アンディ・トウィルト
制作|エリス・デ・フォーイ、ナディーン・ダイクストラ
マネジメント|シェリル・ムーネン、ウィルマ・クイト
マーケティング|ディケ・ファン・デル・スペック、レオニ・ポート
写真|モスタファ・ヘラヴィ
グラフィックデザイン・画像編集|マールチェ・デ・グルート
舞台写真|ジュリアン・マイワルド
字幕翻訳|辻 愛麻
字幕翻訳|テリー・エズラ

会場協力|ゲーテ・インスティトゥート東京
助成|オランダ王国大使館

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