アピチャッポン・ウィーラセタクン[タイ]
「太陽との対話(VR)」

Apichatpong Weerasethakul [Thailand]

“A Conversation with the Sun (VR)”

  • VRパフォーマンス
© Jörg Baumann
それは夢か、生命の起源への回帰か?
記憶と存在の深淵に触れる、アピチャッポン監督初のVR作品がついに東京へ。

タイの東北地方を舞台に、伝説や民話、個人的な森の記憶や前世のエピソード、時事問題などを題材とした、静謐かつ叙情的な映像作品で知られる映画監督、アピチャッポン・ウィーラセタクン。『ブンミおじさんの森』(2010、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞)、最新作『MEMORIA メモリア』(2021、同審査員賞受賞)など数々の傑作で人類の映画史を更新し続ける存在だ。
本作は、国際芸術祭「あいち2022」からの委嘱を受けて、日本のクリエイターたちとの協働のもと、自身初となるVR技術を使った体験型パフォーマンス作品として制作された。
目には見えない霊的な存在たちとの交感、眠りや病とともにある身体、宙吊りのまま円環する時間感覚──。触れられないもの、見えないもの、聞こえないものこそを独自の映像表現によって体感させてきたアピチャッポンの世界は、VR技術によって、仮想空間においても大きく拡張する。言語を超えた映像詩、坂本龍一の音楽が作り出す波動、空間に浮遊する光の粒子たち……。それは夢か、生命の起源への回帰か、それとも臨死体験か? 私たち観客は、まだ誰も体験したことのない時空に誘われるはずだ。

プロフィール

アピチャッポン・ウィーラセタクン
1970年タイ・バンコク生まれ。現在はタイ・チェンマイを活動拠点とする。1994年から短編映画やショート・ビデオの制作を始め、2000年に初の長編作品を製作。国際的な映画作家、ビジュアル・アーティストとして知られている。彼の作品は、記憶、アイデンティティ、欲望、歴史をテーマにした非直線的なストーリーテリングを特徴とする。タイ国外で初めて撮影された『Memoria』で2021年カンヌ映画祭審査員賞を受賞。2010年には『ブンミおじさんの森』でカンヌ映画祭パルムドールを受賞。『トロピカル・マラディ』(2004)でカンヌ映画祭の審査員賞、『ブリスフリー・ユアーズ』(2002)で「ある視点」部門最優秀作品賞を受賞。大規模なビデオインスタレーション「プリミティブ」(2009)は、ミュンヘンのハウス・デア・クンストを始め、多くの美術館を巡回した。ドクメンタ13(2012)に参加したほか、第11回シャルジャ・ ビエンナーレ(2013)ではチャイシリとの協働作品が金賞を受賞。同年、福岡アジア文化賞受賞。2016年、チェンマイのMAIIAM現代美術館でタイ国内初の大規模個展を開催。近年のインスタレーションに《Constellations》(2018)、《Fiction》(2018)、《SleepCinemaHotel》(2018)、《A Minor History》(2021、2022)、《Solarium》(2023)などがある。

Courtesy of Apichatpong Weerasethakul
Photo by Supatra Srithongkum and Sutiwat Kumpai

日時

3月7日(木)
18:00/18:30/19:00/19:30/20:00/20:30
3月8日(金)–11日(月)
13:00/13:30/14:00/14:30/15:00/15:30/
18:00/18:30/19:00/19:30/20:00/20:30

*フォーラムあり(3月10日[日]、要予約)
3月12日(火)
13:00/13:30/14:00/14:30/15:00/15:30/
18:00/18:30/19:00/19:30

上演時間

約60分

会場

日本科学未来館 1F 企画展示ゾーンb
〒135-0064 江東区青海2-3-6

チケット

一般|4,000円
学生|3,000円

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上演言語

タイ語(日本語・英語字幕付き)

クレジット

構成・演出|アピチャッポン・ウィーラセタクン
制作アシスタント|ソムポット・チットケーソーンポン

出演|ジェンジラー・ポンパット・ワイドナー、サックダー・ケァウブアディー・ヴァイセ、チャイ・バータナ、サム・ミッチェル、シータ・キアネラミット

音楽|坂本龍一
サウンドデザイン|アックリットチャルーム・カンラヤーナミット、清水宏一

撮影監督|チャットチャイ・スバン
撮影アシスタント|タナヨット・ループカジョーン
美術監督|ナッチャノーン・プリッブワイ
映像制作スタッフ|ジーラユ・ラッタナカナフタノン、ポンサコーン・ナンタ、スッティッポン・ナンタ
映像制作統括|パットサモン・カムナーツィリ
映像制作アシスタント|ソンポーン・ルーンサイ

映像制作|Kick the Machine Films

VRクリエイター|谷口勝也
VR制作|山口大征、城戸秀幸、ティェンタヌキッチ・ナッタニット、近藤加菜、吉澤里美、佐藤久志、池田義宣、髙鳥光
VRアドバイザー|野村つよし

タイ語翻訳|福冨渉

技術監督|尾﨑聡
舞台進行|及川紗都
照明|吉田一弥
音響|土井新二朗

プロデューサー/キュレーター|相馬千秋
制作|芝田遥

初演・制作|特定非営利活動法人 芸術公社
初演・共同制作|国際芸術祭「あいち2022」、独立行政法人国際交流基金、世界演劇祭/テアター・デア・ヴェルト2023

主催|シアターコモンズ実行委員会
共催|日本科学未来館
特別協力|シェーン・アケロイド
協力|株式会社ライノスタジオ、スカイザバスハウス、ラファエル・ラルコ・エレーラ博物館
機材協賛|株式会社STYLY

関連企画

コモンズ・フォーラム#3「『現実』とは何か?——アピチャッポン・ウィーラセタクン+藤井直敬の対話」
日時|3月10日(日)16:30–18:00

コモンズ・ツアー(ツアーB)
日時|3月9日(土)、10日(日)