市原佐都子/Q
「キティ」

Satoko Ichihara/Q

“KITTY”

  • 演劇公演
© bozzo 提供:城崎国際アートセンター(豊岡市)
生と性の規範を根底からくつがえす
市原佐都子が放つ“宇宙規模”の最新作。

社会における不可触なタブーや性をめぐる矛盾を、大胆不敵かつ繊細に問い続ける劇作家・演出家、市原佐都子。今作では家父長制や資本主義、大量生産・消費システムのひずみから生じる不条理や滑稽、そして欲望のグローバルな均一化を、痛烈なQ(クエスチョン)に昇華して突きつける。食べるために生殖を管理される畜産、知らぬ間にハメられてしまう性的な文脈、営利至上主義がもたらす劣悪な労働環境……。幾度も繰り返される「かわいい」のセリフが、玉虫色に意味を変貌させる先に、果たしてユートピアはあり得るのか!?
日本、韓国、香港の俳優陣がくりひろげる懸命かつ批評的ユーモア満載の今作は、現代を生きるすべての者たちへ、取り返しのつかない激震をもたらすだろう。

プロフィール

市原佐都子(いちはら・さとこ)
劇作家・演出家・小説家・城崎国際アートセンター芸術監督。2011年よりQ始動。人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自の言語センスと身体感覚で捉えた劇作、演出を行う。2019年『バッコスの信女 ─ ホルスタインの雌』をあいちトリエンナーレにて初演、同作にて第64回岸田國士戯曲賞受賞。2021年、ノイマルクト劇場(チューリヒ)と共同制作した『Madama Butterfly』をチューリヒ・シアター・スペクタクル、ミュンヘン・シュピラート演劇祭、ウィーン芸術週間他にて上演。2023年、『弱法師』を世界演劇祭(ドイツ)にて初演。高知・豊岡・東京を巡演後、2024年にフェスティバル・ドードンヌ・ア・パリ他で上演。

© Bea Borgers

日時

3月1日(土)14:00 / 19:00
3月2日(日)11:30 / 16:30

上演時間

約100分

会場

スパイラルホール
〒107-0062 港区南青山5-6-23 スパイラル3F

チケット

単券
一般|5,500円
学生|4,000円

*要予約、自由席

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注意事項

*推奨年齢:16歳以上、12歳以下入場不可。
*本作には性的・暴力的な表現が含まれます。

言語

上演言語|日本語、韓国語、広東語
字幕言語|英語、日本語

アクセシビリティ

*日本語字幕あり
*受付で筆談対応可能
*車椅子席あり

クレジット

作・演出|市原佐都子(Q)
出演|ソン・スヨン
永山由里恵(青年団)
ウォン・チンヤン・バーディー(Artocrite Theater)
花本ゆか(はなもとゆか×マツキモエ)
音楽・サウンドデザイン|荒木優光
衣裳|南野詩恵(お寿司)
舞台美術|中村友美
照明|魚森理恵(kehaiworks)
映像|小西小多郎
舞台監督|川村剛史*
音響|土肥昌史*、合田洋祐*
演出部|川村智基、興梠陽乃、高木沙羅々
ドラマトゥルク|熊倉敬聡
制作|眞鍋隼介、木原里佳*、垣田みずき*
宣伝美術|ササキエイコ
製作|ロームシアター京都
*ロームシアター京都
ロームシアター京都 レパートリー作品
会場協力|株式会社ワコールアートセンター

関連企画

コモンズ・フォーラム#3「演劇と東アジア」
日時|3月2日(日)14:00-15:30

コモンズ・ツアー(ツアーB)
日時|3月1日(土)、2日(日)

<京都公演>
2025年2月17日(月)–24日(月・休) 
ロームシアター京都 ノースホール
https://rohmtheatrekyoto.jp/event/119939/