ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュ[レバノン/フランス]
「スミルナ」ほか

Joana Hadjithomas and Khalil Joreige[Lebanon / France]

“ISMYRNA” and more

  • 映画上映
「私たちにとって 語ることは 生き延びることだった」―歴史の継承を巡る問い
ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュの映像作品3本を一挙上映。

レバノン出身で、パリを拠点に活動する映画監督・アーティストのジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュ。今回、スパイラルホールでのレクチャーパフォーマンス『オルトシアのめくるめく物語』の上演に合わせて、作家自身が現在の中東情勢を踏まえてセレクトした映像作品3本を日本初公開する。
映画『スミルナ』(2016)のタイトルは、トルコの都市、現在のイズミルの古い呼び名だ。ここにルーツを持つ作家は、同じく同地にルーツを持つ画家・詩人との対話を通じて、実際には訪れたことのない都市を想像しながら、複雑な地域における歴史の継承について問いを巡らす。同時上映する、停電中のベイルート国立博物館で撮影された『酔った愛たちの石棺』、ギリシャの詩人カヴァフィスの詩とともにベイルートの遠景が移りゆく『蛮族を待ちながら』の鑑賞と合わせて、レバノンを生きてきた作家たちの目とともに、中東の今に思いを馳せてみる特別な時間となるだろう。

プロフィール

ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュ
映像作家、アーティスト。写真やインスタレーション、パフォーマンス、映像作品を通じて、イメージや表象の製造、想像の構築、歴史の記述を探求する。受賞作に、『メモリー・ボックス』(原題:“Memory Box”、2021年)、『スミルナ』(原題:“ISMYRNA”、2016年)、『レバノンロケット協会』(原題:“The Lebanese Rocket Society”、2012年)、『私は見たい』(原題:“Je veux voir”、2008年)など。2017年、“Unconformities”プロジェクトでマルセル・デュシャン賞を受賞。ともに、Correspondaences、Metropolis、シネマテーク・ベイルートといったレバノンの文化団体に深く関わっている。

Photo: Tarek Moukaddem

日時

2月26日(水)19:00 *ポストトークあり
3月1日(土)11:30 / 16:30
3月2日(日)11:30 / 13:30

上演時間

『スミルナ』(49分)
『酔った愛たちの石棺』(7分)
『蛮族を待ちながら』(4分)

会場

東京日仏学院 エスパス・イマージュ
〒162-8415 新宿区市谷船河原町15 東京日仏学院 2F

チケット

単券
1,000円

*全席自由席
*シアターコモンズ’25の有料プログラム(コモンズ・フォーラム以外)チケットのご提示で、映画上映「スミルナ」ほか を無料でご鑑賞いただけます。チケット選択時に「【他プログラム購入者向け】無料予約(¥0)」をお選びいただき、ご希望の回をご予約ください。
*当日は会場受付にて、ご購入いただいたプログラムのチケット画面をご提示ください。
*ご予約がなくても当日空きがあればご鑑賞いただけますが、入場は事前予約をされた方が優先となります。

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上演言語

フランス語(英語・日本語字幕付き)

アクセシビリティ

*日本語字幕
*受付で筆談対応可能

クレジット

監督|ジョアナ・ハジトゥーマ&カリル・ジョレイジュ
共催|東京日仏学院
助成|在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、笹川日仏財団

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