メイ・リウ「Homesick for Another World」のメンターシップでもある写真家・アーティストの志賀理江子さんが、2月24日(月・祝)の公演終了後に行われるポストトークに、メイ・リウと共に登壇します。
作品創作にまつわるストーリーなど、どんな話が展開されるかどうぞお楽しみに!
公演チケットはぜひお早めにご予約ください。
メイ・リウ「Homesick for Another World」公演詳細
志賀理江子さんより、メイ・リウ「Homesick for Another World」の推薦コメントが到着しました!
“メイはとても正直に、ストレートに、私の目を見て、自身や友人らの身に起こった過酷な経験と、歴史について語ります。
そして、それらの問題を具体的に乗り越えるためにはどうしたらいいか、抱えたトラウマからはどう逃げれるかを、映像や写真を使ってそれらの経験を根本から「変容」させるように丁寧に物語っていきます。
その過程から感じられるのは、私たち人間の精神における本質的な「自由」の感触とはどのような世界なのだろうということです。その感触が私たちで共有できるのならば、不完全でも連帯し、生きることや表現を諦めずに生きていけるかもしれない。
メイのパフォーマンスを、語りを、ぜひ観にきていただきたいです。”
志賀理江子 Lieko Shiga
www.liekoshiga.com
写真家、アーティスト。1980年生まれ、宮城県在住。2004年ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン卒業。
2008年から宮城県に移り住み、その地に暮らす人々と出会いながら、人間社会と自然の関わり、死の想像力から生を思考すること、何代にも溯る記憶などを題材に制作を続ける。2011年、東日本大震災での沿岸部における社会機能喪失や、厳格な自然法則という体験は、その後、戦後日本のデジャヴュのような「復興」に圧倒されるという経験に結びつき、人間精神の根源を、様々な制作によって追及しようとした。過去と未来が断ち切られた「永遠の現在」と呼ばれる時空間を、写真のメディア性に置き換え可視化することを意識する作品は、鑑賞者が己の身体と意識を、イメージによる鏡に写し見るような写真空間である。
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