Commons Forum #2
- フォーラム
今回のシアターコモンズは「翻訳」行為を、人間が行う創造的変換行為と広義に捉え、そのさまざまなヴァリエーションを複数演目で提示している。ある言語から別の言語へ、視覚から聴覚へ、振動から触覚へ……。「翻訳」のプロセスで生まれる相互作用や、生身の人間による快楽や逸脱も含めた創造性は、AIがその大部分を超高速かつ超精密に行う時、どこへ向かっていくのだろうか。
本フォーラムでは、シアターコモンズで上演される複数の作品/パフォーマンスの創作者の言葉に耳を傾けながら、本格的なAI時代の到来を前に、あくまで「翻訳/創作」の側から自由な議論を展開したい。未来の劇場/演劇は、人間が「人間であることを確認する」ために行く場所になるのか? それとも?
登壇者|
Art Translators Collectiveメンバー
松原俊太郎(劇作家)
司会|田村かのこ(アート・トランスレーター)
プロフィール
Art Translators Collective(アート・トランスレーターズ・コレクティブ)
さまざまな表現分野の通訳・翻訳およびコミュニケーションに関する提案や企画を行う団体。芸術の歴史や専門性をふまえた質の高い翻訳を実践し、文脈と内容に応じたコミュニケーションのあり方を提案することで、芸術活動ひいてはより大きな社会に貢献することを目的として2015年に設立した。翻訳そのものの創造的価値と可能性を広げること、翻訳・通訳を通して芸術の新たな展開に貢献すること、そして創作現場において表現者が各々の力を存分に発揮できるようなコミュニケーションの方法を提案・実現し、芸術創造環境向上に寄与することを目指して活動しながら、言葉の翻訳にとどまらないクリエイティブな対話のあり方を促進している。
松原俊太郎(まつばら・しゅんたろう)
劇作家。1988年、熊本生まれ、京都在住。日本には数少ない、劇団も持たず演出もしない“純粋劇作家”として戯曲を発表する。戯曲『みちゆき』(2015年)が第15回AAF戯曲賞大賞を受賞。戯曲『山山』が第63回岸田國士戯曲賞を受賞。主な戯曲に『光の中のアリス』『ダンスダンスレボリューションズ』『インポッシブル・ギャグ』、小説に『ほんとうのこといって』『イヌに捧ぐ』など。
田村かのこ(たむら・かのこ)
Art Translators Collective代表および共同ディレクター。アートトランスレーターとして、日英の通訳・翻訳、コミュニケーションデザインなど幅広く活動。人と文化と言葉の間に立つ媒介者の視点で翻訳の可能性を探りながら、それぞれの場と内容に応じたクリエイティブな対話のあり方を提案している。非常勤講師を務める東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻では、アーティストのための英語とコミュニケーションの授業を担当。また、札幌国際芸術祭2020ではコミュニケーションデザインディレクターとして、展覧会と観客をつなぐメディエーションを実践した。NPO法人芸術公社所属。
日時
2月28日(土)19:00–21:00
上演時間
120分
会場
SHIBAURA HOUSE 1F
〒108-0023 港区芝浦3-15-4
チケット
無料・要予約
上演言語
日本語
アクセシビリティ
字幕言語|なし
音声ガイド|なし
その他アクセシビリティ|文字通訳あり、受付で筆談対応可能、車椅子席あり