私たちは、シアターコモンズ会期中に始まった、イスラエルおよびアメリカによるイランへの軍事攻撃、そしてそれに対する報復と暴力の連鎖に対し、深い憂慮と反対の意思を表明します。すべての武力行為の即時停止と、国際法と外交的対話にもとづく解決を強く求めます。
ちょうど4年前のシアターコモンズ’22の会期中、ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。私たちは「平和のための緊急ステートメント」を発表しましたが、その時はまだ、この戦争が4年も継続し、世界各地で戦争やジェノサイドが同時多発するとは想像もしていませんでした。この4年間、悪夢のように戦火が拡大する中で、今この瞬間にも、脅威に晒され、危機的状況にいる人たちがいること、芸術はその人たちを直接救う術を持たないことに、途方もない無力感を抱き続けています。
しかし、それでも私たちは沈黙しません。国籍や人種、宗教やイデオロギーに関わらず、すべての暴力や戦争に反対し、人間の尊厳と自由の価値を信じるすべての人々と連帯します。そしてこれまで人間の尊厳と自由のために戦い、命を落とした先人たちの存在を記憶し続け、これからもその価値を絶やさないために、芸術を実践し続けます。人と人の間に立ち、対話を続けようとする芸術制作者や翻訳者として、それこそが私たちにできる最大の異議申し立てに他ならないと考えています。
私たちは、絶望しながらも人間を信じ続けるために、芸術を媒介とした「コモンズ/共有地」を開き、翻訳し続けます。
皆さまにおかれましても、連帯の気持ちを新たに、ご参加いただけますと幸いです。
シアターコモンズ・ディレクター 相馬千秋
実行委員会事務局一同
シアターコモンズ’26 クリエイティブ・パートナー Art Translators Collective