アンヌ゠ソフィ・テュリオン(GRANDEUR NATURE)&エリック・ミン・クォン・カスタン(Shōnen)
「HIKU」

Anne-Sophie Turion (GRANDEUR NATURE) & Eric Minh Cuong Castaing (Shōnen)

“HIKU”

  • 演劇公演
© HIKU_cie shonen_cie_grandeur nature
© Dana Galindo
ひきこもり当事者との親密な対話と、親密な共存。
日本での滞在製作から生まれた、ひきこもる者たちとの奇跡の共生パフォーマンス。

ともに身体と共同体の関係について実験的な手法で問い続けるフランス人アーティスト、アンヌ゠ソフィ・テュリオンとエリック・ミン・クォン・カスタン。2020年ヴィラ九条山レジデントだった二人は、コロナ禍に2年間かけて日本での長期リサーチとレジデンス製作を行い、ひきこもり支援団体NPO法人ニュースタート事務局関西との協働のもと、「ひきこもり」の人たちとともにパフォーマンスを創作した。
『HIKU』では、実際に重度のひきこもりを体験し社会復帰段階にある3人の当事者/パフォーマーが彼らの部屋からロボットを遠隔操作し、アバターとして舞台に登場する。その舞台空間はフラットで、彼らの過去や現在、活動や心象を映し出す映像と、ロボットによって代理される彼らの存在、そして地べたに座る観客たちが奇妙にもゆるやかに共存する。やがて通訳役を兼ねるパフォーマーが媒介する対話を通じて、ひきこもり当事者たちは観客を親密な世界の中心に巻き込んでいく──。
私たちの社会や精神の脆弱性、孤独、現実との乖離、抵抗の方法など、ひきこもり当事者たちがアバターのロボットを介して語りかける問題提起は、「共生社会」のあらたなあり方へのヒントになるのかもしれない。

*このプロジェクトは、ヴィラ九条山のポスト・レジデンス・プログラムとして実施されており、アンスティチュ・フランセパリ本部、アンスティチュ・フランセ、ベタンクールシュエーラー財団の支援を受けています。

プロフィール

アンヌ゠ソフィ・テュリオン
作家、演出家、パフォーマー。舞台や公共空間のためのパフォーマンスを創作し、一人称の語りから合唱による物語、オブジェや言葉を使い、あらゆる形で親密なものを探求する。彼女のプロジェクトは、変化する伝記的形式であり、私たちはその中で呼吸し、その中に迷い込み、語ることのできないものを聞く。彼女のカンパニーGRANDEUR NATUREはマルセイユを拠点とし、国立舞台マルセイユZef、国立舞台ギャップLa Paserelleと提携している。

Photo: Éric Minh Cuong Castaing

エリック・ミン・クォン・カスタン
振付家。自身のカンパニー「Shōnen」を創設し、ダンスとテクノロジー(ロボット、ドローンなど)を組み合わせ、社会の現実に根差した協同的な創作活動(病院、NGO、研究機関とのパートナーシップ)を行う。現実/虚構、自然/文化、有機的/人工的といった二元性を探求し、ドラマトゥルク、映像作家、振付家とコラボレーションしている。作品はフランス国内だけでなく国際的に発表され(ポンピドゥー・センター、コメディ・ドゥ・ジュネーブ、MODU劇場[韓国])、文化省や複数の財団の支援を受けている。

Photo: Kamila K Stanley

日時

3月6日(金)17:30
3月7日(土)17:30
3月8日(日)17:30

上演時間

約70分

会場

日本科学未来館
〒135-0064 江東区青海2-3-6 1F 企画展示ゾーンa

チケット

一般|5,000円
学生|4,000円

*要予約、自由席
*本公演のチケットのご提示で、ATCステーションに、開催期間中いつでも無料でお立ち寄りいただけます。

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注意事項

*未来館メインエントランスは17時で閉鎖いたします。17時以降は建物正面右側の職員通用口から会場にお入りください。

上演言語

日本語、フランス語

アクセシビリティ

字幕言語|なし
音声ガイド|なし
その他アクセシビリティ|受付で筆談対応可能、車椅子席あり

クレジット

演出|アンヌ゠ソフィ・テュリオン、エリック・ミン・クォン・カスタン
パフォーマンス・通訳| 外間結香
パフォーマンス(遠隔でのライブ出演):松田一平、藤居静華、八木智大
証言| トマ・プジャド
映画出演| 高橋淳敏、 吉田 誠二、田中 一成
日本における協力、仲介、イベントの共同主催|高橋淳敏、NPO法人ニュースタート事務局関西
ドラマトゥルグ・サポート| マリーヌ・ルランジェ、エリーズ・シモネ
セットデザイン| ピア・ド・コンピエーニュ、アンヌ゠ソフィ・テュリオン
外部視点|ユネス・アンザーヌ
ドローイング|小川義之
照明デザイン| ヴェラ・マルタン
音響デザイン| ルノー・バジュー
舞台監督|ダヴィド・トマ
映像・音響監督| ルノー・ヴェルセ
技術|ヴィルジル・カペロ
日本における撮影監督| ヴィクトル・ゼボ
日本における第二撮影アシスタント&技術サポート|森本悠也
第一撮影カメラマン|鈴木裕司
日本における通訳| 杉原正、田辺直子、トマ・プジャド
編集| ルーシー・ブリュクス
カラーグレーディング| アレクシス・ランボット — Studio 42

助成|ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、ヴィラ九条山、ベタンクールシュエーラー財団

  

関連プログラム

コモンズ・フォーラム#3「共に居られる場」が生まれるとき ──演劇『HIKU』とひきこもりをめぐって」