Art Translators Collective:植田悠/キース・スペンサー/天羽絵莉子、春川ゆうきほか
ATCステーション:「The Last Gig/最後の通訳の仕事〜英語が故郷の日本人の最後の案件〜」/「Borderland」

Art Translators Collective: Haruka Ueda/Keith Spencer/Eriko Amou, Yuki Harukawa and more

  • 一人芝居
  • 展示
  • トークほか
© Keith Spencer
「翻訳の葬式」を横断し、立ち止まり、語り合う翻訳のハブ。
一人芝居と展示、トークと対話が交差するステーション。

SHIBAURA HOUSEの各フロアで展開される「翻訳の葬式」のハブとして、翻訳を巡る一人芝居や絵画作品の展示、作品に関連したブックフェアやATCメンバーによる感想シェアトークなど、人や思考、出来事が交差する中継地点としてATCステーションを立ち上げる。
シアターコモンズの来場者誰もが立ち寄ることのできるこの“ステーション”での滞在は、各フロアで起こる出来事を横断し、翻訳し、接続し直す時間となるだろう。

上演プログラム
植田悠「The Last Gig/最後の通訳の仕事〜英語が故郷の日本人の最後の案件〜」
通訳・劇作家・俳優の植田悠による、字幕なし日英セルフ通訳のバイリンガル一人芝居。アート専門の通訳という仕事がAIの台頭でなくなる近い未来、最後の案件を遂行し終えた飲み会の席で、振り返ったり、ぼーっとしたり、妄想する。日本語と英語両方で存在できた環境への感謝と、英語帝国主義の暴力とそれを故郷と呼ぶこと、わからないものを排斥する社会風潮について、通訳として働きながら感じた感情や痛みを笑いに昇華し、なくなる通訳という肉体的儀式の記録を共有する。
それぞれに言語や国境を往還する、三浦雨林(隣屋)と黒田瑞仁(ゲッコーパレード)ととともに届ける、多少の過激さを孕むワーク・イン・プログレス。

展示プログラム
キース・スペンサー「Borderland」

その他ミニトークやATC「翻訳の葬式」プログラムに関連した書籍の販売を実施

詳細タイムテーブル

2月26日(木)
17:00–19:00|ブックフェア
17:30–18:30|「翻訳の葬式」キックオフトーク

2月27日(金)
15:00–21:00|ブックフェア
15:30–16:30|植田悠 公演

2月28日(土)
12:00–19:00|ブックフェア
17:00–18:00|植田悠 公演

3月6日(金)
16:00–19:00|ブックフェア
17:00–18:00|植田悠 公演
18:00–18:30|感想シェア会

3月7日(土)
13:00–19:00|ブックフェア
15:30–16:30|植田悠 公演

3月8日(日)
12:00–19:00|ブックフェア

プロフィール

植田悠(うえだ・はるか)
日英トランスレーター・劇作家・俳優。Art Translators Collectiveメンバー。2021年東京芸術祭ファームにてアートトランスレーターアシスタントを修了後、アート専門通訳翻訳者として活動を開始。『Tokyo Rose A New Musical』(英国Burnt Lemon Theatre Co.)にドラマトゥルグ・日本文化コンサルタントに参加し、米国の演劇批評家プログラム BIPOC Critics Labに第2期生として選抜。ウェレズリー大学英文学部、National Theater Institute俳優コース、映画美学校アクターズコース修了。

撮影:三浦雨林 Ulin Miula

三浦雨林(みうら・うりん)
演出家、劇作家、写真家。主に原案を用いた戯曲執筆、既存戯曲の上演を行う。距離のある言葉を現実に引き寄せ、テーマを浮き立たせる作風が特徴。大学在学中の2016年、利賀演劇人コンクールにて観客賞を受賞。2020年以降は、生身の俳優が出演しない空間演劇やインスタレーション作品など、舞台芸術の枠に捉われずに演劇的手法を用いた作品を多数制作。近年は西洋的な演劇のあり方/創り方から逃れ、自身のアイデンティティや⺠族的・文化的感覚を持って現代によりフィットした集団形成の考え方、また集団創作の方法を探る。

撮影:三浦雨林 Ulin Miula

黒田瑞仁(くろだ・みずひと)
演出家。1988年生。ゲッコーパレード代表。テキストを非劇場空間に落とし込み、街中や生活の中に演劇を立ち上げる活動を展開している。近作に『バイオマス・マクベス』(真庭バイオマス発電所、森の芸術祭 晴れの国・岡山、2024)、『ファウスト』(山形県郷土館「文翔館」、山形ビエンナーレ、2022)など。少年期の約6年間をオーストラリアで現地校に通いつつ過ごした経験を持つ。

撮影:Aggapoom Poomitud

キース・スペンサー
美術家。Art Translators Collectiveメンバー。ニューメキシコに生まれ育ち、現在京都市在住。文学を専攻し大学卒業後約6年間日本に滞在。その後北米に戻り、2016年シカゴ美術館付属美術大学絵画学部準修士号取得、日米シカゴ協会奨学金を受賞。2019年カナダ・バンクーバー市にあるエミリーカー美術大学修士課程修了。出展アーティストとして京都市や在メキシコ国際交流基金の企画展に参加し、また翻訳活動においては、美術と文学の専門的な知識を活かしながら幅広いアーティストやクリエイティブプロジェクトをサポートしている。

撮影:Mariko Sugita

天羽絵莉子(あもう・えりこ)
一般企業の会計や税務業務に携わりながら、2015年に特定非営利活動法人Art’sEmbraceを設立し副理事長に就任。「TURN」(2015-2022/東京)でアートプロジェクトのバックヤードを担う。現場にいる会計をモットーに、アーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」や、アート専門の翻訳通訳コレクティブ「Art Translators Collective」などに参加。2025年9月より株式会社きてん会計室に入室し、引き続きアートプロジェクトの会計を担う。

春川ゆうき(はるかわ・ゆうき)
日英通訳・翻訳者。2020年よりArt Translators Collectiveメンバー。大学卒業後、会社員を経て通訳者養成学校で訓練を積み、さまざまな出会いに導かれてアートトランスレーションの道へ。東京芸術祭2020「アジア舞台芸術人材育成部門(APAF)」ではアートトランスレーターアシスタントを務めた。言葉を取り次ぐ行為を超えて、人々の立場や関係性に目を配り、互いの尊厳が守られるコミュニケーションの場をつくることを大切にしている。また、通訳・翻訳を創造的な実践として捉え、そのあり方を探求する。

撮影:Hajime Kato

日時

2月26日(木)17:00–19:00
2月27日(金)15:00–21:00
2月28日(土)12:00–19:00
3月6日(金)16:00–19:00
3月7日(土)13:00–19:00
3月8日(日)12:00–19:00

*植田悠 公演日時:
2月27日(金)15:30/2月28日(土)17:00/3月6日(金)17:00/3月7日(土)15:30
*キース・スペンサーによる絵画展示はATCステーション開催中いつでも鑑賞可能(植田悠公演の時間を除く)。そのほか、ブックフェアについても植田悠公演の時間帯はご覧いただけません。

上演時間

約60分(植田悠公演)

会場

SHIBAURA HOUSE 2F
〒108-0023 港区芝浦3-15-4

参加方法

無料・予約不要
*シアターコモンズ’26の有料プログラム(コモンズ・フォーラム以外)チケットのご提示で、無料でご参加いただけます。
*植田悠による一人芝居は予約推奨(予約なしでも当日空きがあれば鑑賞いただけます)。

ご予約(植田悠 公演)はこちら

注意事項

*植田悠公演:本作には一部性的な表現が含まれます。

上演言語

日本語、英語(植田悠公演)

アクセシビリティ

字幕言語|なし
音声ガイド|なし
その他アクセシビリティ|受付で筆談対応可能、車椅子席あり

クレジット

「The Last Gig/最後の通訳の仕事 〜英語が故郷の日本人の最後の案件〜」
作・出演|植田悠
演出|三浦雨林
上演見届け人|黒田瑞仁

「Borderland」
作|キース・スペンサー

関連企画

Art Translators Collective(ATC)「翻訳の葬式」
ATC:田村かのこ×マユンキキ「がんばっていこう」
ATC:樅山智子×Sasa-Marie「トランス・ソニック・メディテーション」
ATC:平野暁人×篠田千明「もうすぐ消滅するという人間の翻訳について」
ATC:リリアン・キャンライト「What are we doing where are we going」