シュウ・ツェユー[台湾]
「彼・此―かれ/これのこと」

Hsu Che-Yu[Taiwan]

"One Another"

  • レクチャー
  • 展示上映
  • リモート参加有
台湾の新世代マルチメディアアーティストによる、
動物/人間の接触面をめぐるリサーチプロジェクト、始動。

マルチメディア・テクノロジーを活用し新たな映像表現を開拓する台湾の新世代アーティスト、シュウ・ツェユー。2019年にはヒューゴ・ボス・アジア・アート賞ファイナリストに選出。現在はフランスのメディアアート研究機関、ル・フレノワにレジンデント・アーティストとして滞在しながら、テクノロジーを活用したアニメーションや3Dモデルを使用した映像などの開発に取り組んでいる。
今回のシアターコモンズでは、シュウの最新作や代表作の上映プログラムに加え、彼が創作のモチーフとして取り組んでいる動物と人間の関係性にフォーカス。両者の接触面に派生する事象をリサーチし、その成果を独自の映像を交えたオンライン・レクチャーとして発表する。他所の人間だけでなく動物をも飼い慣らしてきた近代/コロニアリズムの歴史を経由しつつ、人間中心主義をずらす創作に向けた旅路が始まる。

プロフィール

シュウ・ツェユー(許哲瑜)
1985年、台北生まれ。メディアと記憶の関係性にフォーカスしたアニメーションや映像作品を制作。個人および共同体の記憶を視覚化・構造化する。2020年、ベルギー高等美術学校修了。国立台南芸術大学造形芸術研究所修士課程修了。現在、フランスのル・フレノワにレジデント・アーティストとして在籍中(2020年-2022年)。2019年、ヒューゴ・ボス・アジア・アート賞ファイナリスト。上海ビエンナーレ(2018年)、ロンドン・デザイン・ビエンナーレ(2018年)、サンパウロ・ビエンナーレ(2021年)、ソウル・メディアシティ・ビエンナーレ(2021年)、ビデオナーレ18(2021年)等多くの国際展の他、ニューヨーク映画祭(2020年)、ロッテルダム国際映画祭(2018年、2020年)等の映画祭へ出品している。

ベッティ・イーチュン・チェン(陳佾均)
1983年、台北生まれ。ドラマトゥルク、翻訳家。台北とドイツ・ボーフムで英文学と演劇学を学ぶ。2012年よりフリーランスのドラマトゥルクとして、台湾、香港、ドイツのアーティストとのコラボレーションや、台北芸術祭との国際共同制作を行う。2019年には台北芸術祭と共に新しいコミッションの開発を行った。長期にわたって協働したアーティストに、ヴィー・レオン、チャン・ピン・チウ、ファンガス・ナヨウ、スノー・ファン、イェ・ミンファがいる。また、ドキュメンタリーシアターの実践や、ドラマトゥルギーに関するレクチャー、ワークショップなども行う。現在は、ドイツ・ミュンヘンに在住。

日時

レクチャー|
2月27日(日)16:00 
コモンズフォーラム#2内でリモート上映します。

展示上映|
2月21日(月)–25日(金)13:00–19:00 
休演|2月23日(水・祝)

上演時間

レクチャー|約40分

展示上映|
『犯罪現場の再現』(2022年) 21分56秒
『真鴨の異常な死』(2020年) 16分45秒
『シングルコピー』(2019年) 21分17秒
*上記作品をループ上映します。

会場

レクチャー|
ゲーテ・インスティトゥート東京

〒107-0052 港区赤坂7-5-56

展示上映|
台北駐日経済文化代表処
台湾文化センター

〒105-0001 港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2F

参加方法

レクチャー|
リアル参加|要予約・コモンズパス提示
リモート参加|パス購入後に送付される専用ページ掲載のURLよりアクセスしてください

パス購入はこちら

展示上映|
リアル参加|入場無料・予約不要
– 定員:20名(場内の人数が定員を超えた場合は、入場制限をかけさせていただきます)
リモート参加|パス購入後に送付される専用ページ掲載のURLよりアクセスしてください

上演言語

中国語(日本語・英語字幕つき)

クレジット

構成・演出|シュウ・ツェユー
ドラマトゥルク・リサーチャー|ベッティ・イーチュン・チェン
会場協力|ゲーテ・インスティトゥート東京
助成|台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター