開催概要

都市にあらたな「コモンズ(共有地)」を生み出すプロジェクト、シアターコモンズ。
第7回目となる今回は、「Rebooting Touch 触覚の再起動」をテーマに、パフォーマンス、インスタレーション、ワークショップのほか、メタバースなど遠隔参加も可能なプログラムを、集中的に展開します。

シアターコモンズは、演劇の「共有知」を活用し、社会の「共有地」を生み出すプロジェクトです。日常生活や都市空間の中で「演劇をつかう」、すなわち演劇的な発想を活用することで、「来たるべき劇場/演劇」の形を提示することを目指しています。演劇的想像力によって、異質なものや複数の時間が交わり、日常を異化するような対話や発見をもたらす経験をアーティストとともに仕掛けていきます。

キュレーション・コンセプト

Rebooting Touch 触覚の再起動
相馬千秋

丸3年が経過したパンデミック。往来や接触が制限された「触れられない時代」は、ようやく次のフェーズに進もうとしているように思われる。国境が開き、共集の場も回復しつつある。人々は移動と接触を再開し、コロナ時間に強制同期させられた時計は、少しずつ個々の時を刻み始めているようだ。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻、それに端を発するエネルギー危機やインフレーションなど、地球規模の不安は増大し、不確実性の中でどう生き延びていくかという課題は切実感を増す一方だ。

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基本情報

  • シアターコモンズ ’23
  • 会期|2023年2月23日(木・祝)- 3月5日(日)
  • 会場|東京都内エリア各所
  • 主催|シアターコモンズ実行委員会
  • 台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
  • ゲーテ・インスティトゥート東京
  • 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
  • オランダ王国大使館
  • 特定非営利活動法人 芸術公社
  • パートナー|SHIBAURA HOUSE
  • 助成|

    令和4年度文化庁優れた現代美術の国際発信促進事業
    公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】

クレジット

  • シアターコモンズ実行委員会
  • 委員長|相馬千秋(特定非営利活動法人芸術公社 代表理事)
  • 副委員長|王淑芳(台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター長)
  • 委員|ペーター・アンダース(ゲーテ・インスティトゥート東京 所長)
  • 委員|サンソン・シルヴァン(在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 文化担当官)
  • 委員|バス・ヴァルクス(オランダ王国大使館 広報・政治・文化部 副部長)
  • 委員|大舘奈津子(特定非営利活動法人芸術公社 理事)
  • 監事|須田洋平(弁護士)
  • シアターコモンズ実行委員会事務局
  • ディレクター|相馬千秋(芸術公社)
  • 制作・事務局統括|清水聡美(芸術公社)
  • 制作|藤井さゆり(芸術公社、bench)、山里真紀子、芝田遥、谷口裕子、阿部幸(芸術公社)、関あゆみ
  • 制作アドヴァイザー|戸田史子(芸術公社)
  • 企画アドヴァイザー|岩城京子、大舘奈津子(芸術公社)
  • 編集|柴原聡子、橋場麻衣
  • 編集(レポート)|鈴木理映子(芸術公社)
  • 広報|岩本室佳
  • 広報アドヴァイザー|若林直子
  • 翻訳|リリアン・キャンライト、水野響、森本優芽(Art Translators Collective)
  • アート・ディレクション&デザイン|加藤賢策(LABORATORIES)
  • ウェブデザイン|加藤賢策、伊藤博紀(LABORATORIES)
  • 票券|木下京子
  • インターン|柏原瑚子、藤崎春花、吉岡直哉
  • 法務アドヴァイザー|須田洋平(弁護士/芸術公社)
  • シアターコモンズ'23 技術スタッフ
  • 舞台監督|ラング・クレイグヒル
  • 照明|帆足ありあ、山下恵美(RYU Inc.)
  • 音響|稲荷森健
  • 映像|佐藤佑樹(エディスグローヴ)
  • 記録映像・写真|佐藤駿