佐藤朋子
「オバケ東京のためのインデックス 第一章」

Tomoko Sato

"Index for Obake Tokyo: Chapter 1"

  • レクチャーパフォーマンス
  • リモート参加有
©︎シアターコモンズ ’21/撮影:佐藤駿
非人間的な視点から都市・東京を語り直す、
レクチャーパフォーマンス、第二弾。

土地や歴史の膨大なリサーチを新たなナラティブに再編成し、レクチャーパフォーマンスとして語り直す手法を開拓しているアーティスト、佐藤朋子。複数の物語/歴史の合流地点としてのレクチャーは、彼女の声と身体を経由し、そこにあり得たかもしれないもうひとつのフィクションを生み出す装置ともなる。
シアターコモンズからの委嘱を受け、港区エリアをフィールドとする長期的なリサーチと創作に取り組む佐藤。前回はその「序章」として、1965年に岡本太郎が記した都市論「オバケ東京」を起点とし、映画『ゴジラ』や如月小春の戯曲を引用、戦後の東京と現在を接続した(前作は映像インスタレーション版として、2月4日より開催の恵比寿映像祭にて展示される。詳細はこちら)。今回はいよいよその「第一章」として、都市で移ろいゆくものたち、「オバケ」に象徴される非人間的な存在をも招き入れながら、新たな都市論としてのレクチャーパフォーマンスを出現させることになる。

プロフィール

佐藤朋子(さとう・ともこ)
1990年長野県生まれ、神奈川県在住。2018年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。レクチャーの形式を用いた「語り」の芸術実践を行っている。日本が辿った、いびつな近代化への道のりや、大文字の歴史からこぼれ落ちてしまった出来事が物語る歴史の複数性への関心と、各地に残る伝説や遺跡などへの興味から、作品を制作する。そして、史実の調査過程から浮かび上がる事柄を複眼的につなぎ合わせ、フィクションとドキュメントを行き来する物語を構築する。主な制作に、『しろきつね、隠された歌』(2018)、『瓦礫と塔』『ふたりの円谷』(Port B 東京修学旅行プロジェクトにて上演、2018–19)、『103系統のケンタウロス』(2018)、『MINE EXPOSURES』(2019)、『TWO PRIVATE ROOMS – 往復朗読』(⻘柳菜摘との共作、2020)。

撮影:大野隆介

日時

2月26日(土)19:00
2月27日(日)13:00/19:00

上演時間

約70分 

会場

SHIBAURA HOUSE 5F
〒108-0023 港区芝浦3-15-4

参加方法

リアル参加|要予約・コモンズパス提示
リモート参加|パス購入後に送付される専用ページ掲載のURLよりアクセスしてください

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上演言語

日本語

クレジット

構成・演出・出演|佐藤朋子
製作|シアターコモンズ