バディ・ダルル[フランス]
「架空国家の作り方」

Bady Dalloul [France]

"How to Make Imaginary Countries"

  • ワークショップ
複数の声が響き合い、物語/歴史が絡み合う。
中東・アラブ世界から東京を眼差し直すワークショップ。

シリア人の両親を持ち、フランスに生まれ育ったアーティスト、バディ・ダルル。政治、社会学、そして歴史への広がりを持つ彼の作品は、架空と現実を見つめながら、その対話を促し、歴史記述の方法について問いかけるものだ。映像、テキスト、パフォーマンスなどを複合的に紡ぎ合わせた作品は、パリのカディスト財団、パレ・ド・トーキョー、アラブ世界研究所などで展示・コレクションされ、若手の現代美術作家として注目を集めている。
ダルルは、2015年に日本に長期滞在し、広島、パレスチナ、シリアなど世界のカタストロフに見舞われた地域と個人史をつなぐ長編映像作品を制作した。そして2021年1月、再び日本を訪れ、ヴィラ九条山で4ヶ月におよぶリサーチ滞在に着手する。今回のシアターコモンズでは、リサーチと対話をベースとした2日間の集中ワークショップを開催。ダルル自身によるレクチャーパフォーマンス、複数のゲストリサーチャーによるプレゼンテーション、港区内のフィールドワークといった様々な要素から構成する。参加者は、大文字の歴史と個人の物語を行き来しながら、中東・アラブ世界から東京を眼差し直すことになるだろう。

*ヴィラ九条山は、フランス外務・国際開発省管轄の文化機関です。アンスティチュ・フランセ日本の支部のひとつとして活動し、主要メセナのベタンクールシュエーラー財団とアンスティチュ・フランセの支援を受けています。

プロフィール

バディ・ダルル
1986年生まれ。シリア人の両親のもとパリに生まれる。2015年、パリ国立高等美術学校を審査員特別メンションとともに卒業。政治、社会、歴史を織り込んだテキスト、ドローイング、ビデオ、オブジェから構成される彼の作品は、想像と現実を拮抗させ、結びつける。思春期からのオブセッションである「架空の国家の創造」というモチーフは、現在の創作の核心でもある。これまで ヴァル・ド・マルヌ現代美術館、アラブ世界研究所、グルベンキアン美術館等で作品を展示。17年にはパレ・ド・トーキョーのPrix découverte des Amis賞にノミネートされ、18年にはアラブ世界研究所のPrix d’Ami賞を受賞。彼の作品は、ポンピドゥー・センター、ヴァル・ド・マルヌ現代美術館 、カディスト財団、FRACイル・ド・フランス、アラブ世界研究所にコレクションされている。バディ・ダルルは2021年度ヴィラ九条山のレジデントアーティストであり、滞在中に「想像上の私の祖国」と名付けられた新たなプロジェクトに取り組む。

日時

3月4日(木)15:00-18:00
3月5日(金)15:00-18:00

上演時間

180分

会場

リーブラホール
〒105-0023 港区芝浦1-16-1 みなとパーク芝浦 1F

参加方法

要予約・コモンズパス提示
定員|各回15名(応募者多数の場合は抽選)
*募集期間|2021年1月22日(金)~2月21日(日)
(結果は2月25日(木)までにメールにて通知)

パス購入はこちら

上演言語

英語(日本語通訳つき)

クレジット

構成・演出|バディ・ダルル
助成|在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、ヴィラ九条山
アシスタント|ジョイス・ラム
通訳|田村かのこ
会場協力|港区
特別協力|トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)