Akira Takayama/Port B
“Tokyo School Excursion Project: Fukushima Tour”
<関連企画>ツアーパフォーマンス
福島から眼差された東京に、どんな未来が映り込むのか?
高山明率いるPort Bは、2002年の結成以来、一貫して東京という都市を思考し、演劇の可能性を理論・実践両面において拡張し続けてきた。その最新作「東京修学旅行プロジェクト」は、参加者自らが東京を他者の視点でリサーチ、旅のプランを作成し、修学旅行生のふりをして集団で旅する、というもの。東京で「外国人」「難民」「亡命者」として生きる人たちとともに巡るこのツアーは、参加者自身がつくりあげる学びの場であると同時に、都市を異化する演劇作品でもある。
今回あらたに企画される「新・東京修学旅行プロジェクト:福島編」は、この半年間で立て続けに開催されてきた「クルド編」、「中国残留孤児編」に続く「東京の歴史悲劇三部作」の最終章となる。あの震災から8年。福島から招かれた高校生たちと巡る2泊3日の「修学旅行」は、オリンピックを控えた今の東京に、複数の時間、複数の声を召喚する。福島から眼差された東京を旅する私たちは、過去の悲劇と現在が交わる先に、どんな未来を予見することになるのだろうか。
プロフィール
高山明(たかやま・あきら)
2002年に創作ユニットPort B(ポルト・ビー)を結成。国内外の諸都市において、ツアーパフォーマンス、映像インスタレーション、社会実験的プロジェクト、言論イベント、観光ツアーなど、多岐にわたる作品やプロジェクトを展開している。2013年にはPort都市リサーチセンターを設立し、演劇的発想を観光や都市プランニング、社会実践やメディア開発などにも応用する取り組みを行っている。
日時
3月9日(土)-3月11日(月)
会場
東京都内・近郊数カ所
参加方法
コモンズパス不要
Port Bウェブサイトから予約
上演言語
日本語
クレジット
主催|Port B
助成|川村文化芸術振興財団 ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成