オープンセミナー

社会にコミットする
アートマネジメントの必須スキルを学ぶ

マネジメント

コーディネート

プロデュース

研究

「表現者」として社会にコミットする際に必要となる「知識」「考え方」「ノウハウ」を、専門家がわかりやすく解説する全6回のセミナーです。現在の日本の制度の中で作品やプロジェクトを実現する際、現実的にぶつかってしまう典型的な壁や課題について、ケーススタディしながら学んでいきます。ラボ参加者のみならず、単発での受講者も広く受け付けています。

会場

港区エリア(詳細は決定次第、当サイトにて発表します)

定員

各30名程度(先着順)

受講料

セミナー1回分受講 2,500円
セミナー3回分受講セット券 7,000円
全セミナー受講パス 13,000円
*参加する初回のセミナーにて、ご予約された全セミナー合計金額を現金にてお支払いいただきます。

こんな人にオススメ

・他のラボも受講しているが、同時にプロジェクトを実現するためのマネジメントも学びたい。
・アートの現場に出入りしているが、実務面で課題を感じ、突破口を探している。
・日中は仕事をしているのでラボの参加は難しいが、アフターファイブに学びたい。

スケジュール

  • セミナー1

    アートNPO経営/プロデュース

    講師│相馬千秋(アートプロデューサー)

    2017年7月10日[月] 18:30–21:00

    「アートプロジェクトを企画立案から実現するためのプロセス」

    *定員に達したため、予約を締切ました。

  • セミナー2

    芸術助成制度/文化政策

    講師│若林朋子(プロジェクト・コーディネーター)

    2017年7月31日[月] 18:30–21:00

    「芸術助成制度を知る、アプライする」

    *定員に達したため、予約を締切ました。

  • セミナー3

    法務/労務

    講師│須田洋平(弁護士)

    2017年8月28日[月] 18:30–21:00

    「創作における法的課題とリスクのケーススタディ」

    *定員に達したため、予約を締切ました。

  • セミナー4

    経理/税務

    講師│山内真理(公認会計士・税理士)

    2017年9月25日[月] 18:30–21:00

    「表現・創作活動にまつわる会計、税務の基礎知識」

    *定員に達したため、予約を締切ました。

  • セミナー5

    リサーチ

    講師│林立騎(翻訳者、演劇研究者)

    2017年10月23日[月] 18:30–21:00

    「アートプロジェクトを豊かにするリサーチ術」

    *定員に達したため、予約を締切ました。

  • セミナー6

    執筆/批評

    講師│岩城京子(演劇研究者)

    2017年12月27日[水] 18:30–21:00

    「アートのわからなさを細分化する文章術」

    *定員に達したため、予約を締切ました。

各回内容

セミナー1
相馬千秋「アートプロジェクトを企画立案から実現するためのプロセス」

自ら芸術作品を作るのではなく、作品を特定の方向性や環境のもとに「作らせる」ことによって、新しい価値や流れを生み出すのがプロデューサーの仕事です。『フェスティバル/トーキョー09-13』や芸術公社をはじめ、国内外で作品やプロジェクトを多数企画してきた相馬千秋は、「プロデュースとは、自分が持つ社会に対する問いや違和感を、表現者やスタッフらと共に形にする思考/行動/お金のプラットフォームをつくること」と語ります。本講義では、相馬が手がけた数々のプロデュース例を紐解きながら、アートプロジェクトの発想法と実現に向けたプロセスを分解しながら詳しく学びます。

セミナー2
若林朋子「芸術助成制度を知る、アプライする」

国・自治体による公的助成、民間財団や企業の支援など、今日の日本の芸術助成制度は、助成目的の多様化に伴い複雑化しています。インディペンデントに活動するアーティストや芸術団体にとっては、ファンドレイズは存続を左右する重要課題。本講義では、日本の芸術支援に詳しい若林朋子とともに、アートをめぐるお金の流れと助成制度の今を概観するとともに、実際に助成金申請書を書く予行練習も行います。

セミナー3
須田洋平「創作における法的課題とリスクのケーススタディ」

民主主義国家では「表現の自由」が保障されている、というのは本当でしょうか。それはどのような法的根拠のもとに、どのような前提のもとに成立している「自由」なのでしょうか。この講義では、弁護士として芸術公社の監事・法務顧問を務める須田洋平とともに、アートプロジェクトの現場で起こりうる様々な法務・労務に関するリスクをケーススタディしながら、創作における法的課題を洗い出します。

セミナー4
山内真理「表現・創作活動にまつわる会計、税務の基礎知識」

誰もがやる気さえあればアートプロジェクトを立案することができる時代。しかし、その着実な実現、継続的な運営のためには、計画的な資金計画と、それを可能とする日々の経理・会計業務が必要不可欠です。この講義では、アートを専門とした公認会計士・税理士として活躍する山内真理に、表現・創作活動に関する会計・税務の基礎知識を学びます。

セミナー5
林立騎「アートプロジェクトを豊かにするリサーチ術」

昨今、リサーチを単なる下準備としてではなく、創作や企画における不可欠なプロセスと位置付け、その手法やチーム体制自体を更新しようとする動きが生まれています。作品やプロジェクトを豊かにするためのリサーチとは、いったいどのように行われているのでしょうか。本講義では、ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクの翻訳者としてのリサーチから出発したのち、高山明/Port Bの『東京ヘテロトピア』や『大分メディアコレジオ』でリサーチを統括する林立騎に、リサーチの複数のタイプや動き方、思想について学びます。

セミナー6
岩城京子「わからなさを細分化する文章術」

多くの人は、芸術にも他の学習科目のように「正しい解答」を探してしまい、「わかる/わからない」の二元論で作品を片付けてしまいがちです。しかし、芸術作品とは「解答」ではなく「質問」を投げかける装置です。アート・ジャーナリストは、個々のアートが投げかける問いが、よりビビッドに鑑賞者に突き刺さるように、そして芸術が社会をより深く思考するための試金石になることを気づかせることを専門とします。本講義では舞台芸術ジャーナリスト・演劇研究者の岩城京子を迎え、単に作品の良し悪しを語る批評を越えて、社会において「芸術について書くこと」の意義と作法について、実際のライティング指導も交えて学びます。

応募要項

応募要項

全ての回が定員に達したため、予約を締切ました。

【2017年度プログラム】
文化庁委託事業「平成29年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁、特定非営利活動法人芸術公社
制作:特定非営利活動法人芸術公社

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