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みちのくアート巡礼キャンプ2020

講師

赤坂憲雄

あかさか・のりお

民俗学者/学習院大学教授

1953年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。学習院大学教授。民俗学、日本思想史を専攻。1999年『東北学』を創刊。著書に、『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)、『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)ほか多数。

講師

岡本亮輔

おかもと・りょうすけ

北海道大学准教授

1979年東京生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科修了。博士(文学)。
専門は宗教学と観光社会学。著書に『聖地と祈りの宗教社会学』(春風社、2012)、『宗教と社会のフロンティア』(共編著、勁草書房、2012)、『聖地巡礼ツーリズム』(共編著、弘文堂、2012)、『聖地巡礼 世界遺産からアニメの舞台まで』(中公新書、2015)、『江戸東京の聖地を歩く』(ちくま新書、2017)、『Pilgrimages in the Secular Age: From El Camino to Anime』(JPIC、2019)など。

講師

小沢剛

おざわ・つよし

美術家

1965年東京生まれ、埼玉在住。東京藝術大学在学中から、風景の中に自作の地蔵を建立し、写真に収める《地蔵建立》開始。93 年から牛乳箱を用いた超小型移動式ギャラリー《なすび画廊》や《相談芸術》を開始。99 年には日本美術史の名作を醤油でリメイクした《醤油画資料館》を制作。2001 年より女性が野菜で出来た武器を持つポートレート写真のシリーズ《ベジタブル・ウェポン》を制作。2004年に個展「同時に答えろYesとNo!」(森美術館)、09年に個展「透明ランナーは走りつづける」(広島市現代美術館)、18年に個展「不完全―パラレルな美術史」(千葉市美術館)を開催。13 年には「光のない。(プロローグ?)」(作:エルフリーデ・イェリネク)において、初めて舞台演出、美術を手がける。13年より、歴史上の実在する人物を題材に、事実とフィクションを重ね合わせ、物語を構築する「帰って来た」シリーズを制作。

撮影:鈴木禎司

講師

小松理虔

こまつ・りけん

地域活動家/ライター

1979年いわき市小名浜生まれ。報道記者、雑誌編集者、かまぼこメーカー広報などを経て独立。2015年より「ローカルアクティビスト」を名乗り、地元を拠点に食や観光、アートなどさまざまな活動を行なっている。福島第一原発沖の海洋調査チーム「うみラボ」を組織しさまざまな情報を発信してきたほか、2018年からは、地元の鮮魚店や飲食店と魚食のイベント「さかなのば」を開催するなど、とりわけ水産関係のプロジェクトに多く関わる。震災復興のありようについて書いた『新復興論』で第18回大佛次郎論壇賞を受賞。被災地における文化・芸術のあり方について盛んに意見を発信している。

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斎藤環

さいとう・たまき

精神科医/筑波大学医学部教授

1961年、岩手県生まれ。精神科医。筑波大学医学研究科博士課程修了。爽風会佐々木病院等を経て、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。専門は思春期・青年期の精神病理学、「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動。漫画・映画・サブカルチャー全般にも通じ、新書から本格的な文芸・美術評論まで幅広く執筆。
著書に『社会的ひきこもり』、『中高年ひきこもり』、『世界が土曜の夜の夢なら』(角川財団学芸賞)、『オープンダイアローグとは何か』、『「社会的うつ病」の治し方』ほか多数。

講師

志賀忠重

しが・ただしげ

いわき万本桜プロジェクト代表/いわき万本桜(株)代表取締役

1950年生まれ。東北工業大学建築科卒。在学中より旺盛な好奇心で引越し屋を開業し、卒業後渡米。帰国後、山小屋を建て自給自足の生活を目指すなかで得たエコロジー精神を生かし、100億円分のソーラーシステムを販売。大場満郎氏の世界初北極海単独徒歩横断の現地サポートを務め、成功に導いた経験をもつ。また、蔡國強氏の友人・制作のパートナーとして、共に数々の作品を生み出し、震災と原発事故後には、いわきの里山に99,000本の桜を植える「いわき万本桜プロジェクト」を始める。

講師

相馬千秋

そうま・ちあき

プロデューサー

国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (F/T09春〜F/T13)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-10年)、文化庁文化審議会文化政策部会委員(2012-15年)等を歴任。2014年仲間とともにNPO法人芸術公社を設立し代表理事に就任、法人の経営や各種事業のディレクション全般を行う。また国内外で多数のプロジェクトのプロデュースやキュレーションを行うほか、アジア各地で審査員、理事、講師等を多数務める。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2016年より立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。2017年よりシアターコモンズ実行委員会委員長兼ディレクター。あいちトリエンナーレ2019キュレーター(パフォーミングアーツ)。

講師

津田大介

つだ・だいすけ

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト

1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門分野として執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。主な著書に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)ほか。

講師

中村佑子

なかむら・ゆうこ

映画監督/作家

1977年、東京生まれ。映画作品『はじまりの記憶 杉本博司』『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』、テレビ演出作「NHK BSP 幻の東京計画 首都にあり得た3つの夢」「NHK ETV特集 建築は知っている ランドマークから見た戦後70年」など。文芸誌『すばる』での連載論考「私たちはここにいる 現代の母なる場所」が、今秋集英社より書籍化。

講師

柳美里

ゆう・みり

劇作家/小説家

1968年生まれ。茨城県土浦市生まれ、神奈川県横浜市育ち。高校中退後、ミュージカル劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年『魚の祭』で、第37回岸田國士戯曲賞を受賞。1994年初の小説作品「石に泳ぐ魚」を、文芸誌「新潮」に発表。1996年『フルハウス』で、第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年「家族シネマ」で、第116回芥川龍之介賞を受賞。1999年『ゴールドラッシュ』で、第3回木山捷平文学賞を受賞。2001 年『命』で、第7回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。
2015年、鎌倉市から福島県南相馬市に転居。2018年、本屋「フルハウス」を開店。青春五月党の復活公演を行う。

芸術経営ラボ

講師

上田洋子

うえだ・ようこ

株式会社ゲンロン代表

1974年生。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳家。博士(文学)。ゲンロン代表。早稲田大学非常勤講師。著書に『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β4-1』(調査・監修、ゲンロン、2013)、『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)、『歌舞伎と革命ロシア』(編著、森話社、2017)、『プッシー・ライオットの革命』(監修、DU BOOKS、2018)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。

講師

植松侑子

うえまつ・ゆうこ

特定非営利活動法人Explat理事長/合同会社syuz'gen代表社員

特定非営利活動法人Explat理事長/合同会社syuz’gen代表社員。 1981年愛媛県生まれ。お茶の水女子大学 文教育学部 芸術・表現行動学科舞踊教育学コース卒業。在学中より複数のダンス公演に制作アシスタントとして参加。卒業後はダンスカンパニー制作、一般企業での勤務、2年間の海外放浪を経て、2008年~2011年フェスティバル/トーキョー制作。2012年からは1年間韓国・ソウルに留学。帰国後は主にフリーランスの制作として様々な劇場・組織・劇団と協働。神戸大学大学院 国際協力研究科 博士後期課程(政治学)在籍中。芸術を社会と結ぶことを「政治学」の観点から考え中。モットーは、もう少し深く掘り下げよう&情報は惜しみなく共有しよう。

講師

蔭山陽太

かげやま・ようた

THEATRE E9 KYOTO 支配人、一般社団法人 アーツシード京都 理事、寺田倉庫 京都エリア担当 プロデューサー・コーディネーター

1964年、京都市生まれ。大阪市立大学経済学部(中退)。86年〜90年、札幌市内の日本料理店にて板前修行の後、90年〜96年、株式会社「俳優座劇場」劇場部。96年〜2006年、「文学座」演劇制作部。02年に企画事業部を新設、同部長。翌年、演劇制作部を企画事業部に統合、同部長。06年〜10年、長野県松本市立「まつもと市民芸術館」プロデューサー/支配人。10年〜13年、神奈川県立「KAAT 神奈川芸術劇場」支配人。13年〜18年、京都市立「ロームシアター京都」支配人/エグゼクティブディレクター。19年〜「THEATRE E9 KYOTO」支配人。
19年〜「京都精華大学」非常勤講師。
17年〜「一般社団法人アーツシード京都」理事。
18年〜「寺田倉庫」京都エリア担当プロデューサー/コーディネーター。
98年度、文化庁在外研修員(ロンドン)。

講師

相馬千秋

そうま・ちあき

プロデューサー

国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (F/T09春〜F/T13)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-10年)、文化庁文化審議会文化政策部会委員(2012-15年)等を歴任。2014年仲間とともにNPO法人芸術公社を設立し代表理事に就任、法人の経営や各種事業のディレクション全般を行う。また国内外で多数のプロジェクトのプロデュースやキュレーションを行うほか、アジア各地で審査員、理事、講師等を多数務める。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2016年より立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。2017年よりシアターコモンズ実行委員会委員長兼ディレクター。あいちトリエンナーレ2019キュレーター(パフォーミングアーツ)。

Photo: 松見拓也

講師

中村茜

なかむら・あかね

株式会社precog 代表取締役/NPO法人ドリフターズ・インターナショナル 理事

2006年株式会社プリコグを立ち上げ、08年より同社代表取締役。チェルフィッチュ・岡田利規、ニブロール・矢内原美邦、飴屋法水などの国内外の活動をプロデュース、海外ツアーや国際共同製作の実績は30カ国70都市におよぶ。2009年NPO法人ドリフターズ・インターナショナルを、金森香(AWRD)と藤原徹平(建築家)と共に設立。そのほか、『国東半島アートプロジェクト2012』『国東半島芸術祭2014』パフォーマンスプログラムディレクター、2018年より「Jejak-旅 Tabi Exchange : Wandering Asian Contemporary Performance」の共同キュレーター等を歴任。舞台芸術制作者オープンネットワークON-PAM理事。

講師

藤城里香

ふじき・りか

無人島プロダクション代表

八谷和彦、八木良太、Chim↑Pom、風間サチコ、加藤翼、小泉明郎など、現代社会や歴史に対する独自の視点と、妥協のない表現方法をもつ作家たちのマネジメントとプロモーションを行う。ギャラリー内での展示にこだわらず、外での展覧会企画なども多数行っている。作家たちの自発的行動を重んじ、多様な表現にあわせてサポートの形も変化させる。 2019年春に清澄白河から江東橋へ移転、7月より新スペースでの活動をスタート。

撮影:安田有里 ⒸKo Na design

講師

若林朋子

わかばやし・ともこ

プロジェクト・コーディネーター/プランナー

デザイン会社勤務を経て英国で文化政策を学ぶ。1999~2013年企業メセナ協議会勤務。プログラム・オフィサーとして企業が行う文化活動と芸術支援の環境整備等に従事(ネットTAMの運営等)。13年よりフリー。事業コーディネート、執筆、編集、調査研究、評価、コンサル、自治体の文化政策やNPO運営支援等に取り組む。NPO法人理事(芸術家と子どもたち、JCDN、芸術公社)、監事(ON-PAM、アートプラットフォーム、音まち計画、アーツエンブレイス、TPAM)、アートによる復興支援ARTS for HOPE運営委員。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教員。社会デザインの領域で文化、アートの可能性を探る。

ドラマトゥルギー・
ラボ 特別編

© Patric Chiha

ディレクター

ジゼル・ヴィエンヌ

Gisèle VIENNE

振付家・演出家

1976年生まれ。振付家、演出家。哲学科を卒業後、人形劇の学校として著名なフランス国立高等人形劇芸術学院で学ぶ。自作の人形と俳優の生身の身体に緻密な振付・演出を行い、作家デニス・クーパーとのコラボレーションのもと、生と死、暴力、狂気、異常性愛などを人間の暗部をえぐるような世界観を提示する。日本でも『こうしておまえは消え去る』(2010年F/TおよびKEX招聘)、『Jerk』、『マネキンに恋して』(2014年SPAC招聘)、『腹話術師たち、口角泡を飛ばす』(2017年SPACおよび京都造形芸術大学舞台芸術センター招聘)の4作品が上演されている。

芸術史ラボ

ディレクター

相馬千秋

そうま・ちあき

アートプロデューサー

国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (F/T09春〜F/T13)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-10年)、文化庁文化審議会文化政策部会委員(2012-15年)等を歴任。2012年よりr:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ)を創設、アジアにおけるコミュニケーション・プラットフォーム作りに着手。2014年仲間とともにNPO法人芸術公社を設立し代表理事に就任、法人の経営や各種事業のディレクション全般を行う。また国内外で多数のプロジェクトのプロデュースやキュレーションを行うほか、アジア各地で審査員、理事、講師等を多数務める。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2016年より立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。

講師

砂連尾理

じゃれお・おさむ

振付家、ダンサー

91年、寺田みさことダンスユニットを結成。02年、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、「次代を担う振付家賞」(グランプリ)、「オーディエンス賞」をW受賞。04年、京都市芸術文化特別奨励者。08年度文化庁・在外研修員として、ドイツ・ベルリンに1年滞在。
近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの「Thikwa+Junkan Project」、京都・舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」、宮城・閖上(ゆりあげ)の避難所生活者への取材が契機となってプロジェクト化した「猿とモルターレ」等を発表。著書に「老人ホームで生まれた〈とつとつダンス〉―ダンスのような、介護のような―」(晶文社)。

講師

高山明

たかやま・あきら

演出家・アーティスト

演出家。1969年生まれ。演劇ユニットPortB(ポルト・ビー)主宰。既存の演劇の枠組を超え、実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、都市プロジェクトといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組んでいる。

©T.Aoki

講師

平田オリザ

ひらた・おりざ

劇作家・演出家

1962年東京生まれ。劇作家、演出家。城崎国際アートセンター芸術監督、こまばアゴラ劇場芸術総監督。劇団「青年団」主宰。大阪大学COデザインセンター特任教授、東京藝術大学COI研究推進機構特任教授、四国学院大学客員教授・学長特別補佐。
1982年国際基督教大学在学中に劇団「青年団」結成。「現代口語演劇理論」を提唱し、1990年代以降の演劇に大きな影響を与える。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。2003年日韓合同公演『その河をこえて、五月』で、第2回朝日舞台芸術賞グランプリ受賞。2006年モンブラン国際文化賞受賞。2011年フランス国文化省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。近年はフランスを中心に各国との国際共同製作作品を多数上演のほか、大阪大学・東京藝術大学と共同でロボット・アンドロイド演劇プロジェクトなど先駆的な作品を多数上演。全国自治体との関わりも多岐にわたり、豊岡市文化政策担当参与、岡山県奈義町の教育・文化まちづくり監もつとめる。

講師

藤井光

ふじい・ひかる

美術家・映像作家

1976年東京都生まれ。美術家、映像作家。芸術は社会と歴史と密接に関わりを持って生成されているという考え方のもと、既存の制度や枠組みに対する問いを、綿密なリサーチやフィールドワークを通じて実証的に検証し、実在する空間や同時代の社会問題に応答する作品を映像インスタレーションとして制作している。パリ第8大学美学・芸術第三期博士課程DEA卒業。近年では、『爆撃の記録』(東京都現代美術館『MOTアニュアル 2016 キセイノセイキ』展)、『帝国の教育制度』(森美術館『六本木クロッシング2016』展)、『南蛮絵図』(国立国際美術館『トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために』展)を発表。監督作品にドキュメンタリー『プロジェクトFUKUSHIMA!』(プロジェクトFUKUSHIMA! オフィシャル映像記録実行委員会、2012年)、『ASAHIZA人間は、どこへ行く』(ASAHIZA製作委員会、2013年)、日産アートアワード2017でグランプリとなった『日本人を演じる』などがある。

講師

宮沢章夫

みやざわ・あきお

劇作家・演出家・作家

1956(昭和31)年、静岡県生れ。劇作家・演出家・作家。1980年代半ばから竹中直人、いとうせいこうらとのユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」の作・演出を担当し、小劇場界に衝撃を与えた。1988年、仕事を離れ、マダガスカルで数カ月生活。その後、劇団「遊園地再生事業団」を結成し、1992(平成4)年上演の戯曲『ヒネミ』で岸田國士戯曲賞を受賞、2010年『時間のかかる読書』で伊藤整文学賞(評論部門)を受賞。現在、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授、早稲田小劇場どらま館の芸術監督も務める。

会田大也ラボ

ディレクター

会田大也

あいだ・だいや

ミュージアムエデュケーター

東京造形大学卒業、情報科学芸術大学院大学修了。東京芸術大学大学院映像研究科映像メディア学専攻在学。
山口情報芸術センター[YCAM]にて2003年の開館より11年間、チーフエデュケーターとして教育普及を担当。メディアリテラシー教育、美術教育、地域プロジェクトの分野で、オリジナルのワークショップやプログラムを開発実施した。一連のオリジナルメディアワークショップにてキッズデザイン大賞受賞、担当した企画展示「コロガル公園シリーズ」は、文化庁メディア芸術祭、グッドデザイン賞などを受賞。国際交流基金主催、日・ASEAN友好40周年事業 国際巡回メディアアート展「MEDIA/ART KITCHEN」および「あいちトリエンナーレ2019」へはキュレーターとして参加。その他、(株)三越伊勢丹やVIVITA株式会社、(株)Mistletoeなどといった企業とも協働し、学校以外の場所での教育プログラムの開発や運営に携わる。また、アーティストとして作品発表も継続的に行う。
2014年より東京大学大学院ソーシャルICTグローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム[GCL]特任助教。

冬期集中ラボ「スペクタクルの林間学校」

ディレクター

ジュリアン・フルネ(アミカル・ド・プロダクション)

じゅりあん・ふるね

フランス生まれ。哲学を学んだあと、2007年、アントワンヌ・ドゥフォールとアロリー・ゴエルジェとともに作品創作を開始。2010年、複数のアーティストがプロジェクトごとに協働・制作するためのあたらしいプラットフォーム、アミカル・ド・プロダクション(プロジェクト共同組合)のディレクターに就任。世界的な成功を収め、2015年にはKAAT 神奈川芸術劇場で日本初公演となった代表作「GERMINAL」(2012年)などをプロデュースしている。集団創作においては遊びをテーマにしたサイトスペシフィックな作品が多い一方、個人の活動においては哲学的な主題を知的で詩的に扱うレクチャー形式の作品も創作している。
2017年ベルギーのクンステンフェスティバルでは、劇場とインターネット上で同時配信された不可視の演劇作品「川に着いたら橋を渡ろう」を上演。2018年—20年、クレルモン=フェラン市が仕掛ける都市型大規模アートプロジェクト「Effervescences」の芸術監督に就任。2018年アヴィニョン演劇祭では会期中1ヶ月にわたるプロジェクトを展開することが決定している。

ドラマトゥルギー・ラボ

Photo: SATO mizuki

講師

市原佐都子

いちはら・さとこ

劇作家、演出家、小説家

Q主宰。劇作家・演出家・小説家。1988年大阪府生まれ、福岡県北九州市育ち。桜美林大学にて演劇を学んだ後、2011年Q を創設。モノローグを基調に生きることの不条理さ・混迷する世界で輝く人間の生命力を、女性の視点で語る。2011年、戯曲『虫』で第11回AAF戯曲賞受賞。2016年文芸誌「すばる」にて小説『虫』を発表。2017年、『毛美子不毛話』が第61回岸田國士戯曲賞最終候補となる。

Photo: 朝岡英輔

講師

温 又柔

おん・ゆうじゅう

小説家

1980年台北生まれ。3歳より東京在住。台湾籍の日本語作家という立場を自覚し、国籍(台湾)と国語(日本語)という2つ「国」の間にある自身の位置を見定めながら、言葉とアイデンティティーの関わりをテーマに創作を行っている。2013年、ドキュメンタリー映画『異境の中の故郷―リービ英雄52年ぶりの台中再訪』(大川景子監督)に出演。同年、音楽家・小島ケイタニーラブとのユニット「ponto」を結成し、演奏×朗読によるパフォーマンスを各地で重ねる。著書に『来福の家』『台湾生まれ 日本語育ち』(共に白水社)、『真ん中の子どもたち』(集英社)。最新作は、小島ケイタニーラブとの共著によるCD付き作品集『わたしたちの聲音』(SUNNYBOYBOOKS)。

講師

深田晃司

ふかだ・こうじ

映画監督

1980年生まれ。映画監督。2006年中編『ざくろ屋敷』を発表、パリ第3回KINOTAYO映画祭ソレイユドール新人賞を受賞。2010年『歓待』が東京国際映画祭日本映画「ある視点」作品賞、プチョン国際映画祭最優秀アジア映画賞を受賞。2013年『ほとりの朔子』でナント三大陸映画祭グランプリ&若い審査員賞をダブル受賞。2016年『さようなら』でマドリッド国際映画祭ディアス・デ・シネ最優秀作品賞、『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞受賞。2017年には小説『淵に立つ』を刊行。

講師

百瀬 文

ももせ・あや

アーティスト、映像作家

1988年東京都生まれ。アーティスト、映像作家。パフォーマンスを記録するための方法としてビデオを用いはじめ、撮影者と被写体のあいだの不均衡性を映像内で再考させる試みを行う。近年の主な個展に『サンプルボイス』(横浜美術館アートギャラリー1、2014年)、主なグループ展に「戦争画STUDIES」(東京都美術館ギャラリーB、2015年)、「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋――日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、韓国国立現代美術館、2015-16年)、「六本木クロッシング2016展: 僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016年)などがある。

森山直人ラボ

ディレクター

森山直人

もりやま・なおと

演劇批評家、京都造形芸術大学舞台芸術学科教授

1968年生。演劇批評家。京都造形芸術大学舞台芸術学科教授、同大学舞台芸術研究センター主任研究員、及び機関誌『舞台芸術』編集委員。KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭)実行委員長。著書に『舞台芸術への招待』(共著、放送大学教育振興会)等。主な論文に、「〈オープン・ラボラトリー〉構想へ」(『舞台芸術』20号)、「チェーホフ/エドワード・ヤン:「現代」を描き出すドラマトゥルギーの「古典性」について」(『アジア映画で〈世界〉を見る』(作品社)所収)、「「記憶」と「感覚」――ユン。ハンソル『ステップメモリーズ』の衝撃」(『F/T12 DOCUMENTS』)、他多数。

Photo: 山本 尚明

講師

岩城京子

いわき・きょうこ

演劇パフォーマンス学研究者、演劇学博士

2001年から舞台芸術を専門とするジャーナリストとして朝日新聞などに寄稿。2011年よりアカデミズムに転向。2017年にロンドン大学ゴールドスミスで博士号(演劇学)を修め、同校にて教鞭を執る。単著に『日本演劇現在形』(フィルムアート社)等。ケンブリッジ大学出版、ラウトリッジ出版などの書籍・学術誌へ多くの論文寄稿。2017年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を得て、ニューヨーク市立大学大学院シーガルセンター客員研究員。2018年4月より日本学術振興会特別研究員(PD)。2020年9月頃よりアントワープ大学芸術大学専任講師着任予定。

Photo: Gottingham

講師

上田洋子

うえだ・ようこ

ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳家

1974年生まれ。ロシア文学者、ロシア語通訳・翻訳家。博士(文学)。株式会社ゲンロン副代表。早稲田大学非常勤講師。著書に『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β4-1』(調査・監修、ゲンロン、2013)、翻訳書に『瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集』(共訳、松籟社、2012)など。展示企画に「メイエルホリドの演劇と生涯:没後70年・復権55年」展(早稲田大学演劇博物館、2010)など。『ゲンロン』でコラム「ロシア語で旅する世界」を連載。

講師

加治屋健司

かじや・けんじ

美術史家、東京大学大学院総合文化研究科准教授

1971年生まれ。東京大学教養学部卒業。ニューヨーク大学大学院美術研究所博士課程修了。PhD(美術史)。日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ代表。著書に『アンフォルム化するモダニズム カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』(東京大学出版会、近刊)。共編著にFrom Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents (New York: Museum of Modern Art, 2012)、『中原佑介美術批評選集』全12巻(現代企画室+BankART出版、2011年―)、共訳書にイヴ=アラン・ボワ、ロザリンド・E・クラウス『アンフォルム 無形なものの事典』(月曜社、2011年)。

講師

川島健

かわしま・たけし

演劇研究者、同志社大学文学部教授

同志社大学文学部教授。早稲田大学高等研究所助教、広島大学大学院文学研究科准教授等を経て現職。専攻はイギリス文学。サミュエル・ベケットなどの20世紀後半の英語圏劇作家の研究を続けている。単著に『ベケットのアイルランド』(水声社、2014)、『演出家の誕生――演劇の近代とその変遷』(彩流社、2016)がある。

講師

高橋宏幸

たかはし・ひろゆき

演劇批評家、桐朋学園芸術短期大学常勤講師

1978年生まれ。演劇批評家。桐朋学園芸術短期大学常勤講師。 評論に「アゴラからアゴーンへ ― 平田オリザの位置」、「マイノリティの歪な位置―つかこうへい」、「プレ・ アンダーグラウンド演劇と60年安保」、「00年代の演劇空間」(述4)など多数。

講師

萩原 健

はぎわら・けん

演劇研究者、明治大学国際日本学部教授

1972年東京都生まれ。研究テーマは20世紀以降のパフォーミング・アーツ、その歴史と異文化間交流(主に日本とドイツ)。著書に『演出家ピスカートアの仕事 ドキュメンタリー演劇の源流』、分担執筆に『佐野碩 人と仕事』『ステージ・ショウの時代』『村山知義 劇的尖端』、共訳にフィッシャー‐リヒテ『パフォーマンスの美学』ほか。これまでフェスティバル/トーキョーが招聘したリミニ・プロトコルの作品群を中心に、戯曲翻訳、通訳、字幕翻訳・制作・操作も多く手がける(萩原ヴァレントヴィッツ健。『資本論 第一巻』(F/T09春)には出演)。

講師

横山義志

よこやま・よしじ

演劇研究者、SPAC文芸部

1977年千葉市生まれ。2000年に渡仏し、2008年にパリ第10大学演劇科で博士号を取得。専門は西洋演技理論史。2007年からSPAC-静岡県舞台芸術センター制作部、2009年から同文芸部に勤務。主に海外招聘プログラムを担当。これまで十数カ国の演劇祭を視察。2016年9月から今年2月までアジアン・カルチュラル・カウンシルのグランティー、ニューヨーク市立大学大学院シーガル・シアター・センター客員研究員としてニューヨークに滞在。学習院大学非常勤講師。論文に「アリストテレスの演技論 非音楽劇の理論的起源」、訳書にジョエル・ポムラ『時の商人』など。

高山明ラボ

ディレクター

高山明

たかやま・あきら

演出家・アーティスト

演出家。1969年生まれ。演劇ユニットPortB(ポルト・ビー)主宰。既存の演劇の枠組を超え、実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験プロジェクトなど、現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。近年では、美術、観光、文学、都市プロジェクトといった異分野とのコラボレーションに活動の領域を拡げ、演劇的発想・思考によって様々なジャンルでの可能性の開拓に取り組んでいる。

夏期集中ラボ

講師

赤坂憲雄

あかさか・のりお

民俗学者、学習院大学教授、福島県立博物館館長

1953年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。福島県立博物館長。学習院大学教授。民俗学、日本思想史を専攻。1999年『東北学』を創刊。著書に、『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)、『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)ほか多数。

講師

石倉敏明

いしくら・としあき

人類学者、秋田公立美術大学准教授

1974年東京生まれ。明治大学野生の科学研究所研究員。1997年より、 ダージリン、シッキム、カトマンドゥ、東北日本各地で聖者や女神信仰、「山の神」神話調査をおこなう。環太平洋圏の比較神話学に基づき、論考や書籍を発表する。近年は秋田を拠点に、北東北の文化的ルーツに根ざした芸術表現の可能性を研究する。著書に『野生めぐり 列島神話をめぐる12の旅』(田附勝との共著・淡交社)、『人と動物の人類学』(共著・春風社)、『折形デザイン研究所の新・包結図説』(折形デザイン研究所との共著・ラトルズ)、『タイ・レイ・タイ・リオ紬記』(高木正勝CD附属話集・エピファニーワークス)など。

©宇壽山貴久子

講師

岡田利規

おかだ・としき

演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰

1973年横浜生まれ、熊本在住。従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。主な受賞歴は、『三月の5日間』にて第49回岸田國士戯曲賞、小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』にて第2回大江健三郎賞。主な著書に『遡行 変形していくための演劇論』、『現在地』(ともに河出書房新社)などがある。2016年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を3シーズンにわたって務める。

講師

小森はるか+瀬尾夏美

こもり・はるか + せお・なつみ

アーティスト

映像作家の小森と画家で作家の瀬尾によるアートユニット。2011年より協同制作を開始。翌年、岩手県陸前高田市に拠点を移し、風景と人びとのことばの記録をテーマに制作を始める。2015年、仙台に拠点を移し、土地との協同を通して記録を行う一般社団法人NOOKを立ち上げる。主な展覧会に「3.11とアーティスト|進行形の記録(水戸芸術館)」、「Art action UK(HUSK/ロンドン)」、「記録と想起(せんだいメディアテーク)」「あたらしい地面/地底のうたを聴く(ギャラリー・ハシモト)」等。現在は自主企画の展覧会「波のした、土のうえ」、「遠い火|山の終戦」を全国巡回中。
http://komori-seo.main.jp/

講師

砂連尾理

じゃれお・おさむ

振付家、ダンサー

91年、寺田みさことダンスユニットを結成。02年、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2002」にて、「次代を担う振付家賞」(グランプリ)、「オーディエンス賞」をW受賞。04年、京都市芸術文化特別奨励者。08年度文化庁・在外研修員として、ドイツ・ベルリンに1年滞在。
近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの「Thikwa+Junkan Project」、京都・舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」、宮城・閖上(ゆりあげ)の避難所生活者への取材が契機となってプロジェクト化した「猿とモルターレ」等を発表。著書に「老人ホームで生まれた〈とつとつダンス〉―ダンスのような、介護のような―」(晶文社)。

講師

相馬千秋

そうま・ちあき

アートプロデューサー

国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (F/T09春〜F/T13)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-10年)、文化庁文化審議会文化政策部会委員(2012-15年)等を歴任。2012年よりr:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ)を創設、アジアにおけるコミュニケーション・プラットフォーム作りに着手。2014年仲間とともにNPO法人芸術公社を設立し代表理事に就任、法人の経営や各種事業のディレクション全般を行う。また国内外で多数のプロジェクトのプロデュースやキュレーションを行うほか、アジア各地で審査員、理事、講師等を多数務める。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2016年より立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。

講師

服部浩之

はっとり・ひろゆき

インディペンデント・キュレーター、秋田公立美術大学大学院准教授、アートラボあいちディレクター

1978年愛知県生まれ。2006年早稲田大学大学院修了(建築学)。2009年-2016年青森公立大学国際芸術センター青森[ACAC]学芸員。アジア圏を中心に、生活と芸術の関係を、公共性などを切り口に探求すべく展覧会やプロジェクト、リサーチ活動を展開している。キュレーターとして参加した企画に、十和田奥入瀬芸術祭「SURVIVE」(十和田市現代美術館、奥入瀬地域 |2013年)や、「Media/Art Kitchen」(ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、バンコク、青森|2013年~2014年)、あいちトリエンナーレ2016「虹のキャラバンサライ」(愛知県美術館ほか|2016年)、アッセンブリッジナゴヤ(港まちポットラックビルディングほか|2016年)等がある。

講師

古川日出男

ふるかわ・ひでお

小説家

1966年福島県生まれ。小説家。著書に『女たち三百人の裏切りの書』(読売文学賞・野間文芸新人賞)、『LOVE』(三島由紀夫賞)、『アラビアの夜の種族』(日本推理作家協会賞・日本SF大賞)ほか多数。古典『平家物語』の現代語訳なども手がける。2011年から朗読劇『銀河鉄道の夜』の活動を開始し、被災3県を中心に日本各地を回った。自ら学校長を務めたフリースクール「ただようまなびや 文学の学校」などの活動も。

オープンセミナー

Photo: 山本 尚明

講師

岩城京子

いわき・きょうこ

演劇パフォーマンス学研究者、演劇学博士

2001年から舞台芸術を専門とするジャーナリストとして朝日新聞などに寄稿。2011年よりアカデミズムに転向。2017年にロンドン大学ゴールドスミスで博士号(演劇学)を修め、同校にて教鞭を執る。単著に『日本演劇現在形』(フィルムアート社)等。ケンブリッジ大学出版、ラウトリッジ出版などの書籍・学術誌へ多くの論文寄稿。2017年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を得て、ニューヨーク市立大学大学院シーガルセンター客員研究員。2018年4月より日本学術振興会特別研究員(PD)。2020年9月頃よりアントワープ大学芸術大学専任講師着任予定。

Photo: 山本 尚明

講師

須田洋平

すだ・ようへい

弁護士

弁護士(日本・米国ワシントン州)。日本,米国,フランスで法律を学び、ワシントン州最高裁判所マデセン裁判官付ロークラーク、旧ユーゴスラビア国際刑事法廷(オランダ)インターンを歴任。主に日本とフランスに関わる国際法律業務に携わる一方、人権問題、環境問題に関する研究を行う。近年、芸術と人権に関わる事案を受任し、芸術の公共性に関心を寄せている。2016年には「社会の芸術フォーラム」に登壇し、芸術表現の自由をテーマに講演を行った。芸術公社では、監事として法人のガバナンス及び法務一般を担当している。

講師

相馬千秋

そうま・ちあき

アートプロデューサー

国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (F/T09春〜F/T13)、横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-10年)、文化庁文化審議会文化政策部会委員(2012-15年)等を歴任。2012年よりr:ead(レジデンス・東アジア・ダイアローグ)を創設、アジアにおけるコミュニケーション・プラットフォーム作りに着手。2014年仲間とともにNPO法人芸術公社を設立し代表理事に就任、法人の経営や各種事業のディレクション全般を行う。また国内外で多数のプロジェクトのプロデュースやキュレーションを行うほか、アジア各地で審査員、理事、講師等を多数務める。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2016年より立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。

Photo: 和田信太郎

講師

林立騎

はやし・たつき

翻訳者、演劇研究者

1982年生まれ。翻訳者、演劇研究者。ドイツ語の戯曲と演劇理論を翻訳し、ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクが東日本大震災と原発事故をテーマに執筆した『光のない。』三部作の翻訳で小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。アートの実践において社会の異物同士が出会う状況を記録することや、歴史的事実の語り直しを「翻訳」と捉え、翻訳実践の拡張を試みる。2005年よりアーティスト高山明の作品制作に参加し、『ヘテロトピア』シリーズや『ヨーロピアンシンクベルト』等でリサーチとテクスト執筆を担当。東京藝術大学のリサーチャー育成プログラム「geidaiRAM」ではディレクターを務めた(2014-17年)。2014年より京都造形芸術大学非常勤講師(演劇学)。

講師

山内真理

やまうち・まり

公認会計士・税理士

公認会計士・税理士。アート、カルチャー、クリエイティブ領域を専門とする公認会計士山内真理事務所代表。表現/創作活動を法的見地から支援する非営利団体 Arts and Law 代表理事(共同代表)。株式会社ギフティ監査役、特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会監事他。豊かな文化の醸成と経済活動は裏表一体、不可分なものと考え、会計・税務・財務等の専門性を生かした経営支援を通じ、文化・芸術や創造的活動を下支えするとともに、文化経営の担い手と並走するペースメーカー兼アクセラレータとなることを目指している。

Photo: 山本 尚明

講師

若林朋子

わかばやし・ともこ

プロジェクト・コーディネーター、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授

プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授。デザイン会社勤務を経て、英国で文化政策とアートマネジメントを学んだのち、1999~2013年公益社団法人企業メセナ協議会に勤務。プログラム・オフィサーとして企業が行う文化活動の推進と芸術支援の環境整備に従事。2013年よりフリーランスとなり、各種事業のコーディネート、企画立案、執筆、調査研究、評価等に取り組む。横浜市創造界隈形成推進委員会、和光市指定管理者事業評価、大阪府市文化振興会議、各委員。NPO法人理事(芸術家と子どもたち、JCDN、アートプラットフォーム、芸術公社)、監事(ON-PAM、音まち計画、アーツエンブレイス、TPAM)、アートによる復興支援ARTS for HOPE運営委員。

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