会田大也ラボ

ワークショップをつくるワークショップ

方法論の開発

プロデュース

創作

画像提供:山口情報芸術センター[YCAM]

近年、芸術創造や教育の現場のみならず、町づくりやビジネスにおいても、ワークショップは実践を通じてプロセスを体得する機会として盛んに行われています。そのあり方は多様化し千差万別ですが、そもそもワーク・イン・プログレスや稽古とは何が違うのか、参加者のアイディアや学びが本当に当人に還元されるのか、疑問を感じている人も少なくないでしょう。
本ラボでは、これまでユニークなワークショップを多数開発してきた会田大也氏をディレクターに迎え、ワークショップについて理論的、歴史的に振り返るとともに、それぞれの参加者がワークショップの設計者となるためのワークショップを集中的に行います。相互的な学びを通じて体験そのものをデザインし、それぞれの創作や仕事に活かしてみたいすべての方を歓迎します。

スケジュール

①2018年7月6日(金)17時~21時 イントロダクション、レクチャー
②2018年7月7日(土)15時~19時 ワークショップ
③2018年7月13日(金)17時~21時 中間発表、フィードバック
④2018年7月22日(日)13時~17時 最終発表、講評

ディレクター

会田大也(ミュージアムエデュケーター)

会場

東京大学本郷キャンパス
*詳細は受講者に後日連絡致します。

定員

20名程度(書類審査により決定)

応募資格

・ワークショップの全日程(上記①〜④)に参加できる方
・ワークショップ期間中、宿題に取り組める方
・年齢、国籍不問(ただしワークショップは日本語で実施)

こんな人にオススメ

・自分の創作(アート、演劇など)のプロセスにワークショップを取り入れてみたいが、方法を模索している。
・相互の学びや経験の交換に興味があり、自分の関心領域でワークショップを企画してみたい。
・ワークショップは大嫌い。だからこそ自分でも参加してもいいと思えるようなワークショップを開発してみたい。

ディレクターメッセージ

私が仕事としてワークショップを作るようになった2003年当時、まだワークショップという言葉は一般語として流通していませんでした。しかし今では様々な現場でワークショップが開催されています。すなわちワークショップの企画をする人の数も多くなっている、というわけです。ところがワークショップの設計手法についてはまだまだ一般的に知られていません。本企画では、理論や歴史のレクチャーからスタートし、”経験設計”の実践も交えながら各々のワークショップの原型(プロトタイプ)を生み出すことを目指したいと思います。

プロセス

①レクチャー編。ワークショップの歴史、成り立ち、他手法との比較といった事柄をレクチャー形式で学びます。
②時系列を設計する考え方をもとに、実践練習を行います。最後に、ワークショップデザインの宿題が出ます。
③提出された宿題について、中間発表を行います。相互フィードバックと講師によるレビューを行います。
④最終発表と相互フィードバックを行い、各々が設計したワークショップの原型が完成します。

プロフィール

ディレクター

会田大也

あいだ・だいや

ミュージアムエデュケーター

東京造形大学卒業、情報科学芸術大学院大学修了。東京芸術大学大学院映像研究科映像メディア学専攻在学。
山口情報芸術センター[YCAM]にて2003年の開館より11年間、チーフエデュケーターとして教育普及を担当。メディアリテラシー教育、美術教育、地域プロジェクトの分野で、オリジナルのワークショップやプログラムを開発実施した。一連のオリジナルメディアワークショップにてキッズデザイン大賞受賞、担当した企画展示「コロガル公園シリーズ」は、文化庁メディア芸術祭、グッドデザイン賞などを受賞。国際交流基金主催、日・ASEAN友好40周年事業 国際巡回メディアアート展「MEDIA/ART KITCHEN」および「あいちトリエンナーレ2019」へはキュレーターとして参加。その他、(株)三越伊勢丹やVIVITA株式会社、(株)Mistletoeなどといった企業とも協働し、学校以外の場所での教育プログラムの開発や運営に携わる。また、アーティストとして作品発表も継続的に行う。
2014年より東京大学大学院ソーシャルICTグローバル・クリエイティブリーダー育成プログラム[GCL]特任助教。

応募要項

応募要項

応募は締め切りました。

選考方法

提出書類に基づき、事務局およびディレクターによる選考会により決定。
(補足的に電話やスカイプでの面接をお願いする場合があります)

選考結果

2018年6月20日(水)までに審査の結果をメールで通知。

参加料

一般 28,000円
学生 18,000円(学生証提示) 
*参加料はワークショップ初日に全額現金でお支払いいただきます。

応募〆切

2018年6月15日(金)24時 必着

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