レポート

ドラマトゥルギーラボ|第2回

2017.12.25

12/11に、ドラマトゥルギーラボの第2回目が行われました。

2回目となった今回は、Q主宰であり劇作家、演出家、小説家の市原佐都子さんによるレクチャーでした。受講生は事前に市原さんの戯曲である『地底妖精』、『妖精の問題』を読んだ上で質問レポートを提出してもらいました。

戯曲の上演の映像を交えつつ進められたレクチャーは、受講生の質問を適宜受けるというディスカッション形式で大いに盛り上がりました。戯曲に対しては様々な反応があり、その露悪的とも言える表現に嫌悪感を覚えたという率直な感想を述べる人もいれば、全員が一度は思ったことがあるようなこと、生理的なことなのに嫌悪感を覚えるという人、自分の矛盾を突き付けられて衝撃を受けたという方もいました。

表現におけるタブーは何故生まれ、そして私たちは何故それをタブーだと考えるようになったのか。市原さんのドラマトゥルギーを通じて徹底的に考え、模索する姿勢に受講生たちは大きな刺激を受けたようでした。

(芸術公社インターン・山本ちあき)

← 最新情報一覧はこちら