レポート

オープンセミナー|第4回

2017.10.4

9/28に、港区・SHIBAURA HOUSEにてオープンセミナーの第4回目が行われました。

「表現・創作活動にまつわる会計、税務の基礎知識」と題した今回のセミナーでは、公認会計士・税理士であり、アート、カルチャー、クリエイティブ領域を専門とする公認会計士山内真理事務所代表や表現/創作活動を法的見地から支援する非営利団体 Arts and Law 代表理事(共同代表)である山内真理氏が講師を担当しました。
セミナー前半では、アイスブレイキングを兼ねて自己紹介と参加動機、会計や税制にまつわる悩みなどをグループで共有し、それぞれ発表しました。芸術と会計というのは切っても切れない関係でありながら、金銭が絡むとどこか取り組み辛いという印象が皆さんにあるようでした。

山内さんは自身の公認会計士としての知識や経験の豊かさから、様々な例を出しつつ、芸術に関わる会計や税制の内容について詳しく述べてくださいました。それらは一見複雑そうに見えるが、きちんと基本を理解して必要な知識を持っていれば特に混乱するようなことは無いという言葉がありました。

最後には必要経費について実際に悩んだことがあるかどうかをグループディスカッションしました。参加者の皆さんもそれぞれ確定申告や源泉徴収税について混乱することが多いらしく、それぞれのグループの話し合いはとても白熱していました。山内さんはそれぞれのグループから出た質問に丁寧に答え、そして最後に「会計を道具として経営にいかすことは、しなやかに生き抜く武器となる。」という言葉で会を締めくくりました。

(芸術公社インターン・山本ちあき)

← 最新情報一覧はこちら