オープンセミナー|第2回レポート
2017.8.12
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7/31に、港区・SHIBAURA HOUSEにてオープンセミナーの第2回目が行われました。
「芸術助成制度を知る、アプライする」と題した今回のセミナーは、プロジェクト・コーディネーターで立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授の若林朋子さんが講師を務めました。
セミナー前半は、芸術・文化活動をめぐる資金調達(ファンドレイズ)への理解と実際にファンドレイジングを行う際の手順などについて講師によるレクチャーがありました。
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レクチャーの後半では、芸術助成制度にアプライする際の企画書や申請書の作成ポイントについて掘り下げた解説がありました。
レクチャーの後は、芸術公社のシアターコモンズ・ラボのオープンセミナーに対する助成金にアプライするという設定の下で実際に助成金申請書を作成するというグループワークが行われました。各グループとも難しい課題に悩みながら徐々に活発な議論が展開され、予定時間を超えて話し合いが行われました。
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各グループの発表に対して講師からは良かった点と補足がフィードバックされ、総括として、助成金申請書の作成は孤独な作業に陥りがちだが、孤独にならず、議論を重ねることで内容を練って、複数でつくりあげてゆくことの重要性も示されました。参加者も議論し、意見をまとめ、助成金申請書に文章として落とし込むという一連の体験を通じてディスカッションの重要性を実感されたようです。
(芸術公社インターン・平井 美佐子)