会田大也ラボ|初回レポート
2018.7.20
7月6日に、会田大也ラボの初回が行われました。
本ラボは、会田大也氏をディレクターに迎え、ワークショップについて理論的、歴史的に振り返るとともに、それぞれの参加者がワークショップの設計者となるためのワークショップを行います。初回である今回は、受講者の自己紹介の後、ワークショップの構成について学びました。
「ワークショップをつくるワークショップ」を掲げる本ラボでは、自己紹介から『カタルタ』というカードを使用したワークショップ形式で行われました。
ランダムに引いたカードに書かれた接続詞・副詞に続けて自己紹介することで、普段はあまり話さないような内容も引き出され、大いに盛り上がりました。
続いて、『ブラインド鑑賞』『映画を2回見る会』という形式の異なる2つのワークショップが行われました。ここではまず、会田さんをファシリテーター、受講者を参加者として実際にワークショップを行い、その後、実施したワークショップの意図や構成などについて解説がありました。
会田さんは解説の中で「ワークショップの主役はあくまで参加者」「学習者がどれだけ楽しみながら何かをつかむことができるかが大切。」とおっしゃっていました。
2つのワークショップは形式こそ異なりますが、いずれも一方的な学びではなく、自分の気づきを共有し他者の気づきから学ぶというプロセスは共通しており、受講者は、参加者の目線・設計者の目線の両面からワークショップの効果を実感していました。
一口にワークショップといっても、行われる場所や目的、形式は多種多様です。初回である今回は、計3つの形式のワークショップを受講者が体験することで、今後挑戦するワークショップデザインの原点となったのではないかと思います。
(芸術公社インターン・朝日まどか)