シャンカル・ヴェンカテーシュワラン[インド]
「犯罪部族法」

Sankar Venkateswaran [India]

“Criminal Tribes Act”

演劇公演|ポスト・パフォーマンス・ワークショップ|シンポジウム

©ZTS/Christian Altorfer
差別はいかに生まれ、いかに乗り越えられるのか? 
インドの気鋭演出家が問いかける、「ツールとしての演劇」

南インドのケーララ州に劇場を構え、独自の演劇実験を続ける気鋭の演出家シャンカル・ヴェンカテーシュワラン。2016年京都国際舞台芸術祭で上演された『水の駅』(作:太田省吾)をはじめ、その活動は西欧集権的な演劇史をアジアから捉え直し、更新しようとする果敢な挑戦だ。
今回が初となる東京で上演するのは、最新作『犯罪部族法』(2017年チューリヒTheater Spektakel 初演)。1871年~1952年に英国植民地下のインドで実際に施行された「犯罪部族法」は、大道芸人、占い師、行商人などの非定住者やその子孫を「犯罪者」として取り締まるもので、その影響は今日も続いている。観客の前に現れる二人の俳優は、それぞれの母語である英語とカンナダ語で、自らの出自、記憶、リサーチの報告を語り合うが、その対話は古代から続くカースト制や近代化による社会差別の構造を浮き彫りにしていく。立ち会う私たち観客もまた、社会や個人の無意識に潜む差別の構造と向き合うことになるはずだ。

上演後には、演出家・俳優と観客が対話を共有するポスト・パフォーマンス・ワークショップ(1月19日)、祝祭と劇場をめぐるオープニング・シンポジウム(1月20日)を、それぞれ同時開催する。

プログラム詳細

1月19日(土)15:00 – 17:30
「犯罪部族法」公演

ポスト・パフォーマンス・ワークショップ
*観劇後、全てのお客様を対象に、演出家・俳優らとともに観劇経験を深めるワークショップを開催します。
ワークショップ・ファシリテーター|シャンカル・ヴェンカテーシュワラン、チャンドラ・ニーナサム、アニルドゥ・ナーヤル

1月20日(日)13:00 – 16:00
「犯罪部族法」公演

シアターコモンズ’19 オープニング・シンポジウム
登壇者|
シャンカル・ヴェンカテーシュワラン(演出家)
安藤礼二(文芸批評家)
高山明(演出家、PortB主宰) ほか

プロフィール

シャンカル・ヴェンカテーシュワラン
1979年インド・ケーララ州カリカット生まれ。カリカット大学演劇学部卒業後、シンガポールの演劇学校に在籍。2013年、ノルウェーのイプセン奨学金受賞。国内外で演出活動の傍ら、劇団や学校等で独自の演劇ワークショップを開催。2015-16年には「ケーララ州国際演劇祭」の芸術監督を務め、2016年の京都国際舞台芸術祭では太田省吾の代表的戯曲『水の駅』を演出し話題を集める。2016-17年、ドイツのミュンヘン・フォルクス劇場のレパートリー作品を演出。現在、ケーララ州の山中に自ら建設した劇場を拠点に演劇活動を展開している。

©Gabriela Neeb

日時

1月19日(土)15:00 – 17:30
「犯罪部族法」公演 + ポスト・パフォーマンス・ワークショップ

1月20日(日)13:00 – 16:00
「犯罪部族法」公演 + シアターコモンズ’19 オープニング・シンポジウム

上演時間

公演|約45分
ポスト・パフォーマンス・ワークショップ|約90分
シンポジウム|約120分

会場

リーブラホール
〒105-0023 港区芝浦1-16-1 みなとパーク芝浦1F

参加方法

要予約・コモンズパス提示

上演言語

英語・カンナダ語(日本語字幕つき)

クレジット

演出|シャンカル・ヴェンカテーシュワラン
出演|チャンドラ・ニーナサム、アニルドゥ・ナーヤル
制作|鶴留聡子
製作|シアター・ルーツ&ウィングス
協力|公益財団法人セゾン文化財団、京都造形芸術大学<舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点>

関連イベント

シアターコモンズ’19 オープニング・シンポジウム