マキシム・キュルヴェルス[フランス]
「悲劇の誕生」

Maxime Kurvers [France]

“The Birth of Tragedy”

演劇公演

©Willy Vainqueur
悲劇はいかに誕生し、いかに共有されるのか?
理性、感情、身体を揺さぶる、ギリシャ悲劇のあらたな受容体験。

古代ギリシャでは、スポーツ競技としてのオリンピック(オリンピア祭典)が行われていたのと同様に、戯曲コンペとしての演劇祭(大ディオニシア祭)が国家主催の宗教行事として行われていた。フランスを拠点に活躍する若き演出家マキシム・キュルヴェルスは、フェスティバル・ドートンヌ・パリでの新作発表に際し、この西洋演劇の本丸とも言えるギリシャ悲劇の本質と構造について、あらたな方法で観客との共有を提案する。
舞台上でたった一人の俳優が、「悲劇の誕生」について、まるで演劇史の教科書さながら語り始める。時代を遡ること2500年、アテネのデュオニュソス劇場は、1万人を超える観客=市民が集い、神話や歴史をもとに創作された悲劇を通じて、都市国家という共同体のあり方を議論する場であった。レクチャーは次第に、アイスキュロス作『ペルシア人』をめぐる一種の上演/再現へと移行する。ギリシャに敗北するペルシア軍の惨状を現代の観客に向けて語ることとはなにを意味するのか。このシンプルにしてラディカルな上演は、私たちに演劇が演劇として成立する最小限のメカニズムや条件、演劇の役割をめぐって、理性、感情、身体の3方向から共感と思考を促すはずだ。

プロフィール

マキシム・キュルヴェルス
1987年フランス生まれ。ストラスブール国立演劇学校卒業後、複数の演劇作品の舞台美術や、ジェローム・ベルの複数の作品で演出助手を務める。2016年よりラ・コミューン国立オーベルヴィリエ演劇センターのアソシエイト・アーティスト。2016年に演出作品『音楽辞典』、2018年に最新作『悲劇の誕生』をフェスティバル・ドートンヌで上演し、好評を博す。

日時

2月23日(土) 16:30 
2月24日(日) 16:30 *終演後、アフタートーク有

上演時間

90分

会場

リーブラホール
〒105-0023 港区芝浦1-16-1 みなとパーク芝浦 1F

参加方法

要予約・コモンズパス提示
パス購入はこちら

上演言語

フランス語(日本語同時通訳つき)

クレジット

構成・演出|マキシム・キュルヴェルス
出演|ジュリアン・ジェフロワ
作・ドラマトゥルギー|ジュリアン・ジェフロワ、マキシム・キュルヴェルス、カロリーヌ・ムノン=ベルソー
衣装|アンヌ=カソリーヌ・クンズ
テクニカル・ディレクター|マノン・ロリオル
通訳|平野暁人
制作|ラ・コミューン国立オーベルヴィリエ演劇センター
共同制作|フェスティバル・ドートンヌ・パリ
会場協力|港区
助成|アンスティチュ・フランセ日本