シアターコモンズ’19 オープニング・シンポジウム
「未来の祝祭、未来の劇場」

Theater Commons Tokyo ’19 Opening Symposium

"Festivals and Theaters to Come"

シンポジウム

シアターコモンズ’19の幕開けとして、シアターコモンズを貫く問いを観客と共有し、その思考を深めるために、参加アーティストや論客を招いたシンポジウムを開催する。
国家的巨大祝祭イベントを控えた2019年の東京。政治的アジェンダ、都市プロモーションや土地開発に連動した文化イベントが次々に開催される一方、それまでインディペンデントに紡がれてきた芸術活動を続けることは難しくなっている。古代ギリシャに起源を持ち、西洋近代が生み出した祝祭モデルの「オリンピック」を批評的に捉えることで、自律的な創造行為の循環は生み出せるだろうか? 本シンポジウムでは、今日の東京で、またアジアで可能な「祝祭」の形について、儀礼や芸能の起源、演劇的な場のあり方を踏まえて議論を展開していく。きっとそこに未来の祝祭、未来の劇場の形が見えてくるはずだ。
「犯罪部族法」上演とあわせての参加が基本となります。

登壇者|
シャンカル・ヴェンカテーシュワラン(演出家)
安藤礼二(文芸批評家)
高山明(演出家、PortB主宰)

司会|相馬千秋(シアターコモンズ・ディレクター)

プロフィール

シャンカル・ヴェンカテーシュワラン
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安藤礼二(あんどう・れいじ)
1967年東京都生まれ。文芸批評家、多摩美術大学教授。東京大学客員教授。早稲田大学第一文学部卒業。2002年、「神々の闘争――折口信夫論」で群像新人文学賞。主な著書に、芸術選奨文部科学大臣新人賞の『神々の闘争 折口信夫論』(2004年、講談社)、大江健三郎賞と伊藤整文学賞の『光の曼陀羅 日本文学論』(2008年、同)、角川財団学芸賞とサントリー学芸賞の『折口信夫』(2014年、同)。最新刊に『大拙』(2018年、同)がある。

高山明(たかやま・あきら)
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相馬千秋(そうま・ちあき)
NPO法人芸術公社 代表理事/アートプロデューサー。「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006-10)、「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター (F/T09春〜F/T13)、文化庁文化審議会文化政策部会委員(2012-15)。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2016年より立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。2017年より「シアターコモンズ」実行委員長兼ディレクター。次回あいちトリエンナーレ2019では舞台芸術のキュレーションも手がけている。

日時

1月20日(日) 14:00 – 16:00
「犯罪部族法」の上演後開催

上演時間

約120分

会場

リーブラホール
〒105-0023 港区芝浦1-16-1 みなとパーク芝浦 1F

参加方法

要予約・コモンズパス提示
パス購入はこちら

上演言語

日本語(英語逐次通訳あり)

クレジット

通訳|田村かのこ(Art Translators Collective)、山田カイル(抗原劇場)
会場協力|港区

関連イベント

「犯罪部族法」